読了『商売心得帖』松下幸之助

商売とはなにか? を教えてくれる一冊。どんな商品を扱おうとも、その商品を好きになり大事にしていかないと売れていかない。扱っている商品を粗雑に扱っていると、そこには魂が入っていかない。雑に扱われた商品もかわいそう。

そして、その商品を置いている場所もきれいにしておく。汚いところは、どんどん汚れていってしまうから。

商品も置いているだけでは売れない。こういった商品があるということを伝えていかなくてはならない。あらゆる手段を使って、「ありますよ!」と伝えていかないと、見向きもされない。

この本に書かれていることは、今でも通用するものばかり。特に商品のことを伝えていかないといけないのは、今も昔も同じ。今はデジタルツールがあって簡単に発信することができるけども、本当に多くの商品が出ているから、その中に埋もれないように見てもらうのは至難の業。

まして本というものを売るのは本当に大変。「本を読むくらいならスマホを見たい」という人も多いのではないだろうか。本から得られる体験を知識の良さを伝えていかなくてはならない。ただ単に「ありますよ」と伝えるだけではだめ。

僕自身が本が好きで、そこからたくさんのことを学び実践しているので、まずはそこからだろうか? 本は役立つということを、多くの人に伝え、本を読んでもらう時間をつくってもらいたい。