読了『最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』

仮想通貨、ブロックチェーン、NFTなど聞くことはあっても、「で、それはなに?」という人は多いのではないでしょうか。僕もよく目にするものの、まったくもって、わかっていませんでした。仮想通貨と聞いても、「お金なの?お金じゃないの?」とちんぷんかんぷん。電子マネーと何が違うのかさえわかってなかったけども、この本を読んで納得。今なそうではないにしても、将来はお金そのものの概念が変わっていくのではないかと思いさえする。

今だって、財布を出すことが少なくなった。買い物はスマホでピッと。

先日、お財布を新調しようとお店へ行って、店員の方とお話をしている中で、「最近はこういった薄いものを使う方が増えていますよ」と見せてもらったものは、小銭入れは数枚、お札入れはなく、折って入れる。そして、クレジットカードが2枚くらい。名刺入れよりも薄く、定期入れよりちょっと厚いくらいかな。

確かに小銭じゃらじゃらするのが嫌なので、お財布に溜まる前に貯金箱へ。ほとんどのお店でクレジットカードか電子マネーが使えるし、ポイントカードだってアプリで解決。お財布そのものの概念も変わっていきそうな感じである。

そう考えると、この本に書かれているデジタルへの移行も、遠い未来ではないのかもしれない。現に、エルサルバドルが国の通貨として認めているとか。世界的に見ると、まだまだ使えるところは少なかったり、決済に時間がかかるようだけども、インフラが整えば、現金と近いものになっていくのかもしれない。

ただ、特定の誰かがつくっているわけではないので、不安は残る。とは言え、何もせずに眺めているのもなんだから、口座だけはつくってみた。これがいとも簡単に作れてしまうので、それはそれで大丈夫かなという不安はあるけども、やってみないとわからない。

ビットコインの動きを見てみると、すごい勢いで売買が行われている。いま、このブログを書いている時点で1BTCが500万円くらい。数年前までは数万円と聞くから、その値上がりにみんな期待しているのだろうか?

こんなに高い金額買えるわけないと思いきや、数千円からの積み立てで買うこともできるらしい。お小遣い程度で試すことができるようなので、仮想通貨がどういうものなのか体験してみたい人にはいいのだろう。

お金に投資をするというよりも、こういったシステムの将来に期待をしながら応援するという意味合いが強いのだろうか。デジタルの進化が激しい現在において、こういった仕組みがよくわかる一冊でした。