三級・四級海技士を目指す人必携!海洋気象の入門書

  • 2020.12.22 

ある資格試験の勉強を始めようというとき、どんな勉強法をイメージしますか?まず参考書と問題集を買って、2点セットで進めるのもいいと思います。しかし、もしある項目についてもう少し理解を深めたいな、というとき、特定の分野だけの参考書があったらいいなと思いませんか。

本書『基礎からわかる海洋気象』は、四級・三級海技士(航海)を目指す方が、気象に関する基礎知識を付け焼刃でなく根本的に理解するのにぴったりの参考書なんです。

【気象学の基礎の基礎から学べる!】

「大気とは何か?」から始めて、気圧・や風、気温、湿度、雲等、気象を構成する要素の簡単な個別説明が続きます。図や表、写真を豊富に用い、合間には豊富なトピックも挟まれているので飽きません(気象衛星ひまわりの速度は?なんて、雑談に使えそうな小ネタもありますよ)。気象への基礎的な理解を築いておくことで、続く章が理解しやすくなります。

各項目の最後には演習問題がついているので、ここまできちんと理解できたか確認しながら学習を進めることができますよ、

【気象の基礎が固まったら、海洋気象の基礎へ】

最初の章で気象の基礎を学んだら、次はいよいよ海と船に深く関係する話題に映ります。まずは風です。気圧とその変化によって起こる風の仕組みと種類、大気の動きを学びます。次に、「空気の塊」である気団と、性質の違う気団の間にできる前線について、種類と性質、特徴について解説します。

船を襲う荒天の原因となる低気圧の章では、台風の発生や進路、船が受ける影響についても学びます。

これらの気象現象を理解したところで、更にステップアップです。これまで学んできた気象現象はどのように記録され、どのように日々の仕事に使っていけばいいのでしょうか?天気図の読み方と天気予報の基礎の章を読めば、気象図と実際の現象を繋ぐ糸が見えるでしょう。

最後に、海洋に起こる自然現象「海象」について学びます。波や潮汐、潮流、海流といった現象とその分類、特徴を理解すれば、海洋気象の基礎の一通りは学習できたことになります。

【豊富な付録がおトク!】

巻末の付録では、天気図記号や高層天気図、FAX図、航海に利用される気象情報図を掲載しています。QRコードもついているので、スマートフォン等でアクセスして最新情報を入手することもできますよ。

試験参考書としてだけでなく、初学者の入門書としてもぴったりの『基礎からわかる海洋気象』。本書から更にステップアップして、試験合格並びに海洋気象マスターを目指しましょう!応援しています!