読了『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』

その昔、「話しかけづらい」と言われていた僕です。確かに、そのときは「近づくな」オーラを出していたかもしれない。いや、出しまくっていた。なんでだろうか。若気の至りか。今はそうならないよう気をつけているし、自分から話しかけたり挨拶するよう心がけている。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

この本読んでいると、「そうそう」と思うことがたくさんある。話したい、話しかけられたいと思うのであれば、まずは自分から。どんなことでも、される前に自分からしてあげることで、たくさんのことが入ってくる。

この本の中で「話しかけたくない」という章がある。そこを読んでいると「こうなってはいけない」と思うと同時に、人は知らず知らずのうちに、そういうことをやってしまう生き物であることも感じた。

周りを見ていると、そういう人がときどきいる。でも、本人はその自覚がないんだろうなって思う。人間誰しも、自分が正しいと思いたいし、間違っていると思いたくない。間違いを認めることが「負け」を意味してしまうから。でも、勝ち負けなんて関係ないし、どこでどういう縁があるかわからないから、やっぱり「この人と話してみたいな」という人になったほうが徳だと思う。

人の批判はせず、正論を振りかざさず、決めつけやレッテルを貼らない、価値観を押し付けない、これを気をつけるだけで、人との壁がなくなっていくと思う。大人になると、ついつい笑顔を忘れてしまう。幼児を見ていると、いつも笑顔。そうやって笑顔をつくっていれば、自然と人が寄ってくるはず。

この本を読んでいてそう思った。

とても読みやすい本なので、人間関係に悩んでいる人、より良くしたいと思っている人にオススメです。