読了『直感を磨く 深く考える七つの技法』

ひらめきや直感を僕は大事にする。「これだっ!」とか「なんだかおかしい」ということなど、常に起こるわけではないが、何かそういうことが降りてくることがある。ただ、ぼ~っと生きているうちはそういうことはないだろう。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

深く考えた先に発見がある

勉強熱心な人ほど頭でっかちな傾向にあるのかなと思う。僕も一時期はそうだったから。勉強することは悪いことではない。しかし、勉強することが目的になってしまうと、何かおかしなことになってしまう。勉強して得た知識をアウトプットしてこそ、勉強したことが生きてくる。実力を試したり、仕事で取り入れてみたりと。そして、学んだことをどう生かすか考えることも大事なこと。「どうなんだろうか?」と仮説を立ててみるのもいいかもしれない。誰かに話して、どんなアイディアが生まれるかを共有するのもいいかもしれない。そうやって考えた先に、新たなものが生まれてくる。

もう一人の自分との対話

この本の中で出てくる、「賢明なもう一人の自分」というのがある。自分の中に、生身の自分とは違う、もう一人の自分がいるということ。これは誰にでもいて、心の中で問いかける。「本当にこれでいいのか?」とか「なに食べたい?」とかでもいいのかもしれない。僕もときどきやっている。一人になれる場所で、自分と対話する。本当にそれでいいのか、間違っていないか、迷いはないかなどなど、やっていくうちに本当にもう一人の自分がいるかのような感じになってくる。

自分が落ち着ける場所を探す

心身ともに落ち着いた状態でいることが健康的。疲れていたり、不安があったり、落ち着かない状態では良いものが生まれてこない。そんなとき、どうしたら自分を落ち着かせることができるのかを知っていると、元の状態に戻りやすい。僕は瞑想、ランニング、お風呂にゆっくりと浸かる、早く寝る。これが何よりも手っ取り早い方法。時間があれば自然の中へ行くのがいいのだけど、今はそれが難しいから日々できることで溜まったものを開放している。

直感が働くと、迷いも少なくなるし、前へ進む原動力にもなる。物事を決めるということではなく、迷いをなくしたり、心落ち着かせるためにも直感力を磨いていくのは大事なことだとこの本を読んで思った。