意外と身近な地下水。水は僕らの生活に欠かせないもの。

  • 2020.10.12 

普段、当たり前のように使っている水。その成り立ちを考えたことはあるだろうか? さらに踏み込んでいくと、地下水や湧水の存在もある。水はどこから発生してどこへ流れ出ていくのだろう。そんなことを考えると、なんだかワクワクしてくる。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

国道1号線を都内から横浜方面へ走っていくと、鶴見区のある場所の掛けから、湧水が出ている。時々通る場所で、その度にそこで誰かが水を汲んでいる。初めてみたときは「なにやってるんだろう?」と疑問に思うも、車から確認することができず。ある日、横浜までランニングするついでに、そこを確認してみようと寄ってみることに。そうすると、しっかりと水が流れ出ている。なんでも「岸谷の湧水」と言うらしい。そのままは飲めないけど、沸騰させれば飲めるらしい。湧水って山の中のイメージがあったけど、都心にほど近いところでもあることにビックリした。調べてみると、もしかしたら、いろんなところにあるのかもしれない。

地下水や湧水は字のごとく、地下から湧き出てくる水なわけである。僕たちが普段飲んでいる水とは違うの? 僕らが水道から飲んでいる水は、地下水やダムなどからの水を水道局で適切に処理され、飲める状態で水道管に流れ、蛇口をひねれば飲める状態になっている水のこと。湧水って、山や川などの澄み切った水のイメージで、手で汲んで飲んで「冷たくて美味し~!!」っていう感じかな。実際、天然の水は本当に美味しい。なんでもかんでも飲めるわけではないだろうけど、地下深いところから浅いところまで、土や砂などの間から出てくる水のこと。

そういったことを調べてみると、その土地の歴史にも詳しくなれそうな感じがする。自然のこと、天気のこと、歴史や環境問題など、水はあらゆることに繋がっていき勉強になるのだろうと、この本を読んでいて思った。生きていく上で欠かすことのできない水。その歴史を紐解く手がかりになるのかもしれない(大袈裟かな)。なかなか、面白いテーマなので読んでみてくださいな。