読了『漫画バビロン大富豪の教え ー「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』

時代が変わろうが、言い伝えられていることは正しいこと。シンプルでわかりやすいことこそ、いつの時代にも言い伝えられる。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

難しい内容も漫画だからわかりやすい

YouTube大学で面白かったお金の動画。最近ハマっています。動画を見て、本を読むと理解が深まる。紀元前から伝えられている、お金の学び。いま読んでみると、「そんなこと当たり前だろ!」って思うけど、それができないのが人間。どうやったらできるのだろうか? 僕が思うに「目的」が明確にあるかどうか。そして「強い意志」も必要。なんとなくお金を貯めよう、増やそうでは、貯まりもしないし増えもしない。人とは欲の塊だから、目の前に欲しいもの食べたいものがあれば、お金を使ってしまう。この本では、誰にでもできることをわかりやすく漫画で書いている。

どんなことでも「目的」を明確にすること

お金を貯め、増やす方法として、以下の法則が書かれている。

・収入の十分の一を貯金せよ
・欲望に優先順位をつけよ
・貯えた金に働かせよ
・危険や天敵から金を堅守せよ
・より良きところに住め
・今日から未来の生活に備えよ
・自分こそ最大の資本

特に響いたのが「欲望に優先順位をつけよ」の項目。物余りの時代なのに、ついつい買ってしまう。だが本書では「それを買わないことで、あなたは損をしますか?」ということを問いている。例えば「小腹が減ったな〜」といって、コンビに寄って菓子パン一つ買うとする。その金額100円。「100円だからいっか」と買ってしまうけど、それが毎日続けば1ヶ月で3,000円。それだけの金額があれば、何ができる?毎日続いたら、単純に1年で36,500円。10年で365,000円ですよ。

何かが欲しくなったら「本当に本当に必要か?」「それを買わなかったら、自分は損するの?不幸になるの?」と問いかけてみよう。それを続けていけば、本当に自分にとって必要なものが見えてくるはず。

今の収入が変わらないのであれば、支出を減らし、貯えをし、貯まったお金を増やす努力をする。お金は使うためにあるけども、働いてもらうためにも大事なもの。

お金の勉強の本ではあるけども、自分にとって大切なことはなにかを気づかせてくれる1冊である。