本屋さんはアイディアの宝庫

  • 2019.04.04 

本屋さんに行くと時間を忘れてついつい見てしまいますね。

みなさん、こんにちは。

成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

本屋さんに行ってますか?

仕事でプライベートで本屋さんにちょくちょく行きます。しかし、ネットショップの普及でプライベートで行く頻度は減ってしまいましたが。でも、出先で本屋さんがあると子供たちは「本屋行きた〜い!」と言って、連れて行かれます。

本屋の入り口は話題の宝庫

足を踏み入れる1階は、話題の本や新刊がずらりと。ここを見るだけでも、世の中のことがよくわかります。今日行った、三省堂書店神保町店では、天皇家に関するコーナーができていました。その他も話題性のある本など、ジャンル分けして並べたりと工夫していますね。

そこから上へ上がっていくと、各ジャンルのフロアに。しかし、上へ行けば行くほど人が少なくなってしまいます。当社の本を置いてもらっている理工書のフロアは人も少なく、閑散とした感じ。それもそうです、利用する人の数も他の本と比べると少ないのですから。

必要な本にたどり着くために

大事なことは、そこに来た人が目当ての本を探せるかどうかということ。全ての本を置くことはできないけども、置いてもらえるような努力を我々出版社の人間がしていかなくてはならないのですから。

いつでもどこでも、スマホひとつあれば買い物ができる時代。ワンクリックで買えちゃうんですもん。しかし、わざわざ足を運んでお店へ行く理由だってあるんです。「実際に見てみたい」という人はまだまだいる。僕もそのタイプです。

本は使ってもらってこそ価値がある

だからこそ、来た人を喜ばせられるような本づくりをしていきたいです。「役に立った」と言ってもらえるのが、僕らの仕事。本をつくることだけが目的ではないですから。人の手に渡って、役に立ってこそですし。

画面ではわからない空気感やその場での発見は、その場に行かないと掴めません。だからこそ、足を運ぶ。それが営業マンとして、アイディアを出す際に役立つことですからね。

そんなことを思った書店訪問でした。

ちなみにこちらも神保町にある老舗本屋「書泉グランデ」。鉄道関係のマニアックな本の品揃えが豊富で、ワンフロア使って置いています。鉄道関連のグッズも豊富です。鉄道ファンの方は足を運んでみてくださいね。