速読はテクニックだけじゃなく心のあり方も必要

  • 2019.03.11 

僕の横には「早く読んでくれ〜」と叫んでいるかのように、本たちが待ち構えております。積ん読ってやつですね。

みなさん、こんにちは。

成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

速読は精神修行!?

本をたくさん読むためには、速く読む技術を身に着けないとな〜と思いながらも、普通に読んでます。一文字一文字、噛みしめるように読みたいんですよね。そんな時にお誘いいただいた、速読セミナー。テクニックを学ぶのかと思いきや、食べ物の話や呼吸法、目の動かし方、目の筋肉の使い方など、「えぇ〜!!」っていうことがたくさんありました。

場所はいつもお世話になっている、調布の真光書店さん。ここは地下にパソコン教室があり、日曜日はお休み。空いたスペースを有効活用しようと、月に1度、無料のセミナーを開催しています。テーマは様々で、資産運用、写真の撮り方などなど、いろいろと行っています。

セミナーを運営しているのは、こちらの方。

本職は保険屋さん

書店の方ではなく、保険屋さんなんです。が、今までの人脈がものすごく、いろいろな仕事のお手伝いをしています。僕も日頃からお世話になっています(保険以外で)。

で、今回のメインは、こちらの本の著者の奥様の、佐々木美枝子さん。

ご夫婦で「NBS日本速読教育連盟」という速読を教える会社を営んでいます。速読と聞くと、いかに速く読み進めるか、いかに多くの本を読むかというテクニックばかりだと思っていました。その昔、速読がブームになった頃、速読に関する本を読んだことがありましたが、さっぱり速くならず諦めてことも。

速読はテクニックだけじゃないよ

しかし、今回のお話を聞いて、決してテクニックだけじゃないことを実感。もちろん、テクニックは大事ですけども、例えば食べ物。なかなか集中力が上がらない人の食生活を聞いてみると、食品添加物にまみれた生活。それを改め、自炊するようになった途端に、集中力があがったそうです。

速読の講座は、黙々と課題をこなしていくそうですが、そこにはかなりの集中力が必要だとか。酋長力が上がらない人は、食生活の見直しまで指導するそうです。

スピード上がって内容も頭に入る

そして最終的には1分間に1万字、トレーニングを積み重ねていくと、1分間に10万字まで読めるようになるそうです。しかも、ただ字を追うだけではなく、内容も頭に入るとか。今回のセミナーではその触りだけ教わりました。それだけでも、効果は実感。講座に通えば、本当にたくさんの本が読めるようになりそうです。

本だけではなく、勉強、会議資料、新聞、雑誌などなど、多くのことに活用できるとか。そして、スポーツにもいいようです。かつて、プロ野球選手、プロサッカー選手への指導もしたとのことです。集中力がかなり上がるんでしょうね。

講座はなかなかのお値段なので、通うにも金銭面の覚悟が必要なので、すぐに行くのは難しいですが、いつか行ってみたいなと思います。速読に興味がある方は、まずは本からでも。