登山をしたくなる本『山女日記』

  • 2018.12.21 

Twitterで繋がっている、神戸でアウトドアショップの店長をやっている方が、すすめていた『山女日記』。山が舞台の小説。一つひとつの章は別々の設定かと思いきや、最後まで読むと、すべてが繋がっていた。読み終えて、「山、行ってみたいな」と思う本でした。

みなさん、こんにちは。

成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

自分も登山している気分になる

全部で8つの山に分かれて、登山シーンが描かれています。それぞれの主人公はすべて女性。それぞれ、事情を抱えながらの登山。女性の気持ちが描かれているけど、男性の僕でも「ふむふむ、そうだよな〜」って頷きながら読み進めました。

なぜ山に登るのか?

僕は趣味でランニングをしています。走るのが嫌いな人からすれば「なんで走るの?」って言われますけど、一つは健康のため、一つはマラソン大会のため、一つはストレス発散のため、そして、もう一つは「そこに道があるから」ってカッコつけて言ってます。。。

登山する人たちも、それぞれの思いがあるけど、その中の一つに「そこに山があるから」っていうのもあるんだろうなと思います。登頂した達成感、そこでしか味わうことのできない空気、そこでしか見ることのできない景色。そういうものを見るために行くのかな。

読み終えてみて

友人でも登山している人がいるので、その話を聞いていると、「いつかやってみたいな」って思うんですよね。でも、趣味が多い僕は、なかなかチャレンジできず。でも、大きな山でなくとも、簡単に行ける山もあるんですよね。

この中では、箱根にある金時山。金太郎、縁の地でもあるらしい。都心からのアクセスもよく、登るにもそんなに大変ではないようなので、こういったところからはじめるのがいいのかも。あとは高尾山とかも。まずは気軽に登れる山を体験して、そこからステップアップしていけばいいのかな。

それまでは、道具をしっかりと揃えないといけないって思っていたので。登山道具も揃えると値段がけっこうしますからね。

登山やっている人にも読んで欲しい

ここに出てくる山に登った人なら、情景がわかるのかもしれませんね。登山やっている人は特に面白く読めるかもしれません。やっていない人でも、山の魅力を知るいい機会になるかもしれませんね。