読了『八月の六日間』

  • 2019.02.14 

「さて、どこの山に登ろうか?」と読み終わってから、そう思った本です。

みなさん、こんにちは。

成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

山の本はこれで3冊目

登山はやらないけど、登山の本にハマっています。この本で3冊目。ハマっている理由はこの人の投稿。

神戸のアウトドアショップの店長さん。自身でも登山をやっているようで、登山小説をススメていたのがきっかけだったっけな。

彼も山岳小説仲間。

僕のまわりでも登山をやっている人がいて、よく誘われるけど、いまいち登山の魅力がわからなかった。でも、本を読んでいくにつれて、山へ行ってみたくなる。

この本に出てくる山は、それなりに経験を積んだ人でないと行けないだろうけど、「いつかは槍へ」と言ってみたい。

キャンプをやっているからアウトドアには慣れているけど、繁忙期の山小屋の混雑っぷりはすごいらしい。でも、今どきの山小屋は快適に過ごせるところもあるらしいので、そういうところを選べばいいのだろうか?

山道具もレンタルできる時代

読み進めていくと妄想はどんどん膨らむ。しかし、待てよ。山道具を揃えないといけないのではないか? 調べてみると結構な値段がする。「これじゃ、なかなか行けないな〜」と思っていたら、山道具のレンタル屋さんがあると、カナダに住む友人が教えてくれた。

カナダの自然をSNSで紹介しています。

で、そのレンタル屋さんというのが、「やまどうぐレンタル屋」とそのままの名前のところ。目的に合わせて選べるので、無駄な出費がないみたい。まずはここで借りて山へ行き、ハマったら買えばいい。なんと便利な世の中。

ということで、これから登山してみたい人は想いを巡らせ、登山している人は「あぁ、あそこ行ったな」と振り返るのにはいい本なのかもしれませんね。

主人公の心の描写が、山を自然を愛する人っぽいなって思いました。