会社の規模の大小に関わらず、マインドが大事だなと思った一冊。
みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。
目次
美容室、ラーメン店のオーナーが書いた本
「ラーメンを食べるならここ」と決めているお店「プルプル食堂」。普段はめったに食べないラーメン。というか、こってりとしたもの自体食べないけど、ここのは食べたくなるんですよね。
で、そこのオーナーが書いた本、
『リピート率90%超!小さなお店のひとり勝ちの秘密』を読んでみました。もとは、プルプル食堂の近くで会員制のヘアサロンを経営しているそうです。
この本の内容、端的に言うと、
・手を抜くな
・根を張れ
ということ。
努力なしに成功はなし
世の中には同じような商品、サービスが溢れている。そして、どれも素晴らしい。そんな多くの物やサービスがある中で、自分たちを選んでくれるためにはどうしたらいいのか?
そのためには、手を抜かないこと。それも、とことん抜かないこと。やり続けること。やり抜くこと。ちょっとでも手を抜いたら、他に追い抜かれてしまうし、代わりなんていくらでもいる。
そしてそれを続けていくためには、覚悟が必要。それをやり抜く覚悟。夢、目標、目的がないと、やっていけないから。自分の立てた目標のために絶対にやり抜くという覚悟があれば、うまくいく。
今の自分にそれがあるだろうか? そんなことを問いながら読み進めました。僕には今、やりたいことがある。それを後押ししてくれる本でした。
経営者に限らず、ビジネスマンにも役立つ内容です。一歩を踏み出したいけどモヤモヤしている方は特に。
会社は人と環境で成り立つ
もう一つ、共感を得た項目が、
・血の通わない社員は雇うな
・環境が人を育てる
という部分。
仲良くやっていきたい。誰しもそう思うだろうけど、経営はそんなに甘くはない。時には厳しく、時には激しく、時には優しく。
経営者は大きな責任を追っている。言いたくないことだって言わなくてはいけない時がある。言って響く人には言うが、そうでない人には言わなくなる。向かうところを共有し、一緒に進まないと会社はよくならない。そのためにも、経営者は常に伝え続けないといけない。向かう場所を。場所が変わったなら、その度に伝える。「わかっているだろう!」では絶対に伝わらないから。
そして、経営者は仕事のやりやすい環境を整えていくことも大事な仕事。いくら良いことを言っても、環境が劣悪だと、絵に描いた餅になってしまうから。厳しさの中にも働きがいのある環境づくり。これが小さな会社にとって必要なことだと再認識できた。
一つひとつの項目は短く、わかりやすく説明しているので、読みやすい内容です。