『たった一人の熱狂』 見城徹 著

  • 2016.05.26 

出版業界では知らない人はいないだろうというくらい有名な、幻冬舎の見城社長。このカバー写真はインパクトある。なんだか怒られている感じがしてしまうのは、僕だけではないだろう。

数々のヒット作品を生み出し、政界や芸能界に広く通じている見城社長の考え方は、熱く胸に響いてくる。55項目あり、1項目4ページほど。どこから読んでも、胸に突き刺さる言葉が待っている。その中でも、

何かに入れ上げなければ転職には出会えない
結果が出ない努力に意味はない
トレーニングで心身をいじめろ
自分には何ができるか悩み抜け
売れない本に価値はない
小さなことこそ真心を込めろ
経営者の孤独は絶対に解らない
騙されても騙すな

が特に心に響いた。

お会いしたことはないけれども、著書やテレビで見た印象から、「自分に厳しく、人にやさしい」という方なのだと思う。見た目は怖そうだけども、熱い魂の持ち主なのだろうか。同じ業界に身をおくものとして、一度お会いしてお話をしてみたい。

出版業界の人でなくても、この本はビジネスに人生に、良いヒントを与えてくれる1冊であった。