社史から知る、会社の歴史

  • 2018.11.14 

過去の本を調べるのに、社史がとっても役に立っています。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

創業60周年のときに、社史をつくりました。当初、つくる案が出た際に「うぁ〜、大変そう」って若干の後ろ向きな考えがありましたが、今となっては「つくって良かった」って思います。

過去の発行書籍を調べるとき、これがとっても役に立ちます。一つだけ調べようとページをめくっていると、ついつい他のところも見たくなります。

そして、わからないことはベテラン社員に経緯を聞きながら調べていきます。それでも、今となってはわからないことも。創業者の祖父母は亡くなっているし、創業当初からいる社員もリタイアしています。

もし、社史をつくっていなかったら、知りたいことすら調べられない。あってよかったなって思うわけです。

特にこの年表が、とても役立つのです。創業した1954年から、社史をつくった2014年まで、その時代に起こったことと共に振り返っています。

成山堂書店の歴史がギュッと詰まった、社史。ときどき見返してみると、新たな発見もあるわけですね。

ちなみに、当社の最初の書籍は、海技士試験受験のための過去問題集。そして、当社に残っている本として一番古いのがこちら。

『海事概要ー海と船の常識ー』

海事業界のことを幅広く理解できる入門書として、よく読まれたそうです。

祖父母が創業した会社。その歴史を知ることが、創業魂がない後継者にとって、今後の会社経営において、とっても役立つものだと思っています。