『楽天流』三木谷浩史

  • 2014.10.29 

インターネットでの買い物は、楽天かAmazon。
比率は楽天のほうが多いかな。
最近購入した楽天のとあるお店。
とても親切な対応で安心して買い物ができた。
顔と顔を合わせているわけではないが、
メールから伝わってくる丁寧な対応が、
「次もこのお店で買おう」
と思わせてくれた。
そして、すぐに別のものを購入。

不思議なものである。
会ったこともない人から買うのであるから、
不安があって当然なのだろうけど、
便利さと丁寧さがあるから買ってしまうのだろう。

そんな楽天を率いる三木谷浩史氏の本を読んでみた。
自社の取り組みについての話がほとんど。
いろいろと話題に事欠かない会社であり、
批判もされることも多いが、
ここまで率いてきた同氏のパワーはやはりすごい。

その支えとなっているのが、
楽天の5つのコンセプト。

・常に改善、常に前進
・Professionalismの徹底
・仮説➡実行➡検証➡仕組化
・顧客満足の最大化
・スピード!! スピード!! スピード!!

これが同社が成功するためには大切なことらしい。

楽天市場には多くのお店があり、
全てが全てではないだろうが、
インターネット上のお店でありながら、
ブログの冒頭で書いたような「接客」が
お店の発展には必要であることが書かれている。

ただモノを売っているわけではない。
そこには人と人とのつながりがあり、
そこから購入につながっていく。

モノがあふれている中で、
どれを選んだらいいのか、
どのお店から買えばいいのか、
迷うことがある。

そこに「人」であったり、
「ストーリー」があれば、
何かしらの共感が得られるのであろう。

ものすごいスピードで世の中が変わっていっているが、
「人と人とのつながり」というのは、
いつの時代でも変わらないものなのだろう。
そんなことを気づかされた1冊であった。