常に前向きである必要はない!

  • 2014.06.12 

昔、仕事がうまくいっていない時に友人に言われた言葉。

「お前は気分の浮き沈みが激しいから、一定に保つようにしてみたらどうだ?」

当時、喜怒哀楽が激しかった自分。
この言葉をきっかけに、
気持ちを安定させることを心掛けた。
そしたら面白いことに、
仕事がうまくいきはじめた。

ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則

を読んで、ふと当時のことを思い出した。

世間ではよく、

モチベーションを高くしろ〜!

なんていうかけ声をよく聞くが、
本当にそうなのだろうか?
常にモチベーション高くしている必要があるのだろうか?

そういった人を見ると、

「無理してるんだろうな」

と思ってしまう。

この本の中では、
常にモチベーションを高くする必要はないということを説いている。

あまりにも高い目標をかかげ、
それを達成できなかったときのモチベーションダウンや、
それによる自信喪失。
「もう、だめだ〜」という諦め。

そんなことよりも、
いま自分ができることを積み上げて、
それを自信につなげていき、
自然とモチベーションを高めることをすすめている。

こんなことが書いてある。

モチベーションとテンションの違い。

モチベーションとは持続するもの。
テンションは一瞬のもの。

「ダイエットのために、明日から毎朝走るぞ!」
と意気込むものの、
翌朝になってみると一気にダウン。
これがテンション。

ダイエットはやってはみるものの、
続かない人が多いと聞く。
僕もその1人。
みんな無理な目標を掲げ、
途中で挫折するのがほとんど。
だったらできることを掲げればいい。

毎朝走るのは無理でも、
エスカレーターを使うのではなく、
階段を使うことはできるはず。
毎日腹筋を100回やるのは難しいけど、
5回ならできるはず。

テンションはあがるけど、モチベーションはあがらず、
持続できないということにつながる。

なにかやろうとしても、
無理な目標を掲げる必要はなく、
できることからコツコツと積み上げればいいだけ。

「モチベーションを高くしよう!」
なんていう無理なことはやめて、
ありのままの自分で進んでいけば、
すべては上手くいくと思うし、
人生が楽しめるはず。

■赤ペンチェック

「やるべきことはまず、周りが望む目標のらいんではなく、自分が確実に達成できるところにOKラインを設定することです」

「重要なのは、自分にとって何ができないことなのかを受け入れたうえで、OKラインを『確実にできること』かつ、『それを満たすことで「できた!」という自己肯定感を持てるギリギリのところ』に設定しておくことです」

「どんなに一生懸命に陰の努力をしても、現場でパフォーマンスが発揮できなければ、やはり仕事では評価されないのです。だとしたら、むしろ努力は楽しめるぐらいの量にして『本番でどう結果を出すか』に集中したほうが、結果も望めるのです」

「他社の評価に焦点を当てず、『ありのままの自分』をキッチリ100パーセント出すことを目指すべきではないでしょうか?」

「自分の本当の感情に気づく」

「人はともすると『できなかったこと』ばかり鮮明に記憶し、『できたこと』を忘れてしまいます。その『できたこと』をより段階的に理解するためにも、『目標達成できそう度』を把握することは重要なのです」

「『絶対にできる』と自分に言い聞かせることをやめる」

「迷った時こそ、本来の目的を振り返る」