タグ「気象・海洋」 一覧

気象学の教科書 気象ブックス047

気象に興味を持った人が最初に読んで欲しい1冊。 気象学を学ぶ大学生や気象予報士を目指している人のために、平易な説明と多くの事例、日頃役立つ天気のコラムなどを盛り込んで、わかりやすく解説しています。 気象学者の「荒木健太郎さん」も推薦。 以下のコメントを帯に掲載しています。 「知れば知るほど楽しくなる。 気象学を志すすべての方にオススメしたい、 空の教科書の決定版!」 [toc] はじめに 「太古」ギリシアのイカロスは、蝋ろうで固めた鳥の羽を持ち、太陽に向かって飛び立ちました。太陽に近づいたイカロスは熱で蝋が溶け、はかなくも墜落してしまいます。これは歌にもなっていて、よく知られた逸話です。しかし、イカロス墜落の原因は、本当に太陽の熱で蝋が溶けたことなのでしょうか? 著者にはどうしてもそうは思えません。蝋で固めた鳥の羽ごときで空を飛べるのかということは、いま……

地球温暖化と日本の農業-気温上昇によって私たちの食べ物が変わる!? 気象ブックス046

地球温暖化の影響により、日本の農業にどのような影響があるのか? 全国の農業の現場から得られた実験を元に、その研究や技術がどのように利用されているかを紹介した内容。 【はじめに】 「猛暑の夏」、「ゲリラ豪雨」、「大型台風」と、地球温暖化に起因するとされる現象が異常ではなくなりつつあります。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次評価報告書によると、地球温暖化には疑う余地はなく、その要因は経済成長や人口増加による人為的な温室効果ガス排出量の増加である可能性が極めて高いとされています。日本においても温暖化は着実に進行しており、私たちの社会生活・経済や自然環境に大きな影響を与えつつあります。 農業も例外ではありません。農林水産省が毎年公表している「地球温暖化影響調査レポート」では、日本全国での水稲、果樹、野菜、畜産等における温暖化による品質・収量低下の現状とともに、各地で取り組まれ……

台風予測の最前線 気象ブックス045

日本に気象災害をもたらす「台風」が発生する仕組みと、それを観測、予測する技術を網羅。台風とは、熱帯低気圧が風速17メートル毎秒以上に発達したもので、全世界で年間80個、北太平洋で26個が発生。日本にはそのうち平均11個が接近、3個が上陸しています。本書では、台風観測と予測技術の最新情報、温暖化と台風、国際協力体制、台風防災の心構えなど、目先の予報だけではなく、将来的な台風研究の見通しまで述べています。 【はじめに】より 地球上にはさまざまな大気現象があります。そのうちわたしたちの生活、生命に大きな影響を及ぼすものの一つに台風があります。台風は毎年のように夏から秋にかけて日本に接近、上陸する、熱帯生まれの低気圧です。台風は、恵みの雨をもたらしてくれる大事な水がめである反面、豪雨による洪水や土石流、高潮による浸水、強風による建造物の倒壊など、物的人的被害をもたらす厄介ものでもあります。……

気象・地震と鉄道防災 気象ブックス044

日本は明治の初めに欧米から鉄道技術を取り入れたが、国土が狭く、厳しい自然条件の日本に鉄道を敷設するにはさまざまな制約があった。建設技術が未熟な時代につくられた線路・トンネル・鉄橋をいかしながら、少しでも安全性と利便性を高めるよう努力してきた鉄道会社の営みを、鉄道技術者の立場からまとめた内容。 【はじめに】 日本の鉄道技術は、自然条件が大きく異なる欧米から明治の初めに直輸入されて以来、南北に細長く急峻な地形のため様々な自然災害が頻繁に発生する国土のきびしい環境条件に適応する努力を絶え間なく続けながら発達してきた。 たとえば、黎明期には技術や資金の制約のためやむをえず災害を受けやすい場所に線路を通さなければならないことが多かったが、その後より安全な場所にルートを変更したり、貧弱な線路設備の取り替えや災害から線路を守る防護設備の設置など、いわゆるハード対策によって、少々の自然外……

レーダで洪水を予測する 気象ブックス043

河川の洪水や氾濫を予測するための技術を紹介。川に流れる水は、その地に降った雨よりも上流から流れてきたものの集積が主である。そのため、河川の上流の降雨と、現地の水位変化の予測が求められる。そのためには、地上に降った雨を測る雨量計よりも、これから降りそうな雨量を予測するレーダ雨量計が有効であり、本書ではその仕組みと活用法を中心に解説する。 氾濫の予測と浸水区域の推定、避難勧告の判断要素など、非常時の行動をまとめ、平時の対策として、ハザードマップの作り方と読み方などを解説。 【はじめに】 昨年も、今年も、洪水被害が繰り返されている。 洪水被害を防ぐため、河川では堤防を築き、ダムで洪水の水を溜めるなどの対策を歴史始まって以来、営々として続けてきた。 構造物による対策で被害は減ってきているが、被害の恐れのある土地をすべて構造物で守ることはできない。これは有史以来、洪水防御の……

60歳からの夏山の天気 気象ブックス042

「山の天気は変わりやすい」とよく言われるほど平野部と山岳部では天気が違う。本書は、山ならではの天気の特徴や、あらかじめ知っておきたい天気予報の知識、登山者の中には重宝している人も多い「高層天気図」のみかた、さらには実際に起こった事故事例をもとに登山中の天気の急変を察知する方法などについて、登山が大好きな気象の専門家たちの意見を交えながら解説。天気だけでなく山登りに必要な情報収集や心構え、登山に最適な夏山の魅力についても紹介。 【はじめに】より 「山登りをしよう」 近年、登山は娯楽の一つとして、以前にも増して多くの方々から親しまれるようになりました。都会の喧騒を忘れてリフレッシュする社会人や、友人との思い出作りをする学生たち、中には、健康のために習慣にしているという年配の方まで、老若男女を問わず年間約840万人(2016年現在)もの登山者が全国の山を訪れています。「山登りをしよ……

統計からみた気象の世界 気象ブックス041

猛暑や豪雨が多くなったのは地球温暖化のせい? 世の中そんなに単純ではありません。 刻々と移り変わる気象をどうやって切り取り、観測データから何が見えてくるか。 数字で読み解く気象の世界。 【はじめに】より  「夕焼けは晴れ」「太陽が暈をかぶると雨」 「西風日いっぱい」。これらは気象に関ることわざである。それらの中には、今の気象学の知識にちゃんと合っているものが少なくない。たとえば「西風日いっぱい」とは、冬の季節風が昼間は強く吹いていても、日が落ちると弱まることを指す。これは、日が暮れて気温が下がるにつれ、大気が安定になって風が弱まる傾向があることを表している。このようなことわざは、天気予報がなかった時代に、長年の経験の中で得られた知識を表している。日ごろの経験の中には、偶然や思い過ごしの類いもあるだろう。しかし、科学的根拠のないものは長い年月のうちに現実と合わなくなって廃れ、ち……

河川工学の基礎と防災 気象ブックス040

洪水を防ぐための堤防や水の流れの調節など、見慣れた川にも多くの技術が隠されています。川と人とのかかわりを、科学技術の方面から追求する河川工学の実務者が、基礎知識から洪水ハザードマップまで、よどみなく解説している、「川の取扱説明書」です。 【はじめに】より  河川をめぐっては昔から左岸と右岸、上流と下流の利害が対立しがちであった。洪水時に片方の堤防が決壊するととたんに水かさ(技術的には「水位」という)が下がり、危なかった対岸はじめ近隣堤防が安全になるということがある。水かさが増して堤防を乗り越えそうになると人々は土のうを積んで越水(川の水があふれ出ること)を防ごうとする。対岸の堤防が切れると自分の方が助かるという、せっぱ詰まった状況にあった。  図1は、元荒川の堤防上にある「御定杭」である。洪水時に両岸の間でしばしば険悪な争いになるので代官所が調停して平時から堤防を一定の高さに制限……

衣服と気候 気象ブックス039

「持ち運べる小さな環境ー衣服」にまつわる 科学と文化のはなし。 ヒトはなぜ服を着るのか? 永年にわたり、衣服を科学してきた著者が、 カラダと着衣、そして気候の関係を徹底追及。 服飾の勉強をしている学生、アパレル関係者はもちろん、 住宅や家電業界など生活環境に関わるすべての方、 必読の1冊です。 【目次】 巻頭インタビュー 著者に聞く「この本を書いて思うこと」 序章 衣服は持ち運びできる微小環境 第1章 衣服の起源  1.1 ヒトー裸のサル  1.2 衣服の起源ー防寒が先か、装身が先か 第2章 現代社会における衣服と気候の関係ーいざ、街頭ウォッチング  2.1 初めの予測  2.2 やってみよう!  2.3 通行人を観察すること1年間  2.4 服種別衣服着用率の年間変動  2.5 日平均気温と服種別着用率の関係  2.6 同じ気温でも……

流氷の世界 気象ブックス038

白い海の不思議に迫る! 冬になるとオホーツク海にやってくる流氷。実は海が凍るってそうそう簡単なことではないのです。以前は港をふさいで厄介者だった流氷が、いまでは豊富なプランクトンのゆりかごだったり、地球環境に影響していると知られるようになりました。オオワシが舞い、アザラシがひょっこり顔を出す白い海に魅せられて50年、流氷博士からの贈り物です。 【はじめに】より  海氷研究のためにオホーツク沿岸の小さな街に赴任したのは1965(昭和40)年の秋でした。はじめての冬が来ました。ある朝、水平線が輝いていました。流氷の到来でした。青い海原は日毎に白い氷野に変わっていきました。本来の使命を忘れて、北の海の壮大なドラマに心を奪われてしまいました。  俳人が『流氷や 旅びとだけに美しき(今 鴎昇)』と詠んだように、浜の人びとにとって流氷は¥美しき¥”などというような代物ではありませんでした。……
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