成山堂書店の書籍紹介
北前船の近代史(3訂増補版)−海の豪商たちが遺したもの− 交通ブックス219
中西 聡
今ひそかなブームとなっている北前船。しかし、その名を知られているほどには、これまで実態の解明は十分とはいえなかった。
本書は、北前船主たちの活動実態と、明治期以降の産業化に与えた影響を詳しく調べ、わかりやすく解説した。
3訂増補版では、内容の追加、補章3「慶應義塾と北前船主」を追加した。
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【まえがき】 ブームとなった北前船
ソーラン節をはじめ、幾度となく歌の舞台になってきた北の海で、旧き時代に活躍した日本型の木造帆船、それが「北前船」である。この北前船が、21世紀に入って、静かなブ……
傭船契約の実務的解説 3訂版
谷本裕範・宮脇亮次 共著
傭船契約から船を雇い入れる契約(他人の所有船を一定の取り決め、条件の下使うこと)→裸傭船、定期傭船、航海傭船これらについてのポイントを民法・商法の典拠を明らかにし、様々な契約書式(海運集会所フォーム、ボルチック国際海運協議会書式のBARECON、BALTIME、NYPEを用いて、国内外の契約に関する争議の判例も挙げながら実務上の注意点を解説。
平成30年に公布が期待されている「商法及び国際海上物品運送法」の改正法案を見据えての解説を加えた「2訂版」。
実務で使われている契約書式(海運集会所フォーム、BARECON、BALTIM……
スマート農業
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 編著
農業従事者の高齢化と若手の減少、食糧需給の増大と耕地の荒廃、脱炭素化の追求の対策として期待されている「スマート農業」の入門書。 農林水産省が推進しているスマート農業の概要と実例、課題と対策、将来展望まで解説しています。
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【まえがき】
「スマート農業」という言葉が耳にされるようになり10年ほどが経ちました。数多くの技術が研究開発から実際の農業に活用される社会実装の段階に進みつつあります。筆者自身の話になりますが、15年ほど前に農林水産省において、自動化技術を活用した「ロボファーム……
クルーズポート読本 2024年版
一般財団法人 みなと総合研究財団 クルーズ総合研究所 編著
クルーズ船の歴史からクルーズ船の誘致、寄港に関する業務を網羅的に掲載、クルーズ関係業務に携わる方の基礎知識の習得に役立つ内容で、クルーズ船の誘致に関わる港湾関係者はもちろん、クルーズ産業に携わる方がたのテキストに最適な一冊となっています。
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【はじめに】
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、見合わせていたクルーズ船の運航は、日本籍船による国内クルーズが2020年10月、国際クルーズは2022年12月、外国籍のクルーズ船の寄港は2023 年3月に再開されました。外国籍のクルーズ船は、2023年には……
灯台旅 ー悠久と郷愁のロマンー
藤井和雄 著
著者自ら現地を巡り撮影した100カ所の灯台ストーリー
日本の海上交通の安全を担い、日本と世界との繋がりを見守ってきた灯台は、海洋国家日本には、なくてはならない海の要衝でありました。現在では役目を終えた灯台もありますが、文化遺産としてもその価値は高く、個性的で魅力的なたたずまいは、風景ともみごとに調和しているのです。
【はじめに】
いつしか年齢を重ねて「喜寿」を迎えました。
これほど生きられたことに感謝して、かねがね何がしか記念になるものを作り上げたいと願うようになり、その準備を進めてまいりました。人生の大き……
海洋法と船舶の通航(増補2訂版)
兼原敦子 監修/公益財団法人 日本海事センター 編
国連海洋法条約諸規定のうち、船舶の通航に関する規定を海域の区分ごとに解説した唯一の書。海賊、環境、EEZ、便宜置籍船等、近年注目の事項も多く取り入れ、歴史的経緯から最新事情までを網羅。
【はしがき】
日本海事センターは,日本海事財団と財団法人日本海運振興会の両法人を統合して2007年4月に発足。2011年4月に「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」に基づく公益財団法人への移行に伴い,名称が公益財団法人日本海事センターとなった。当センターは,海洋国家たるわが国の発展に貢献するため,海事関係の各種調査研究・政策提言……
舶用金属材料の基礎
盛田 元彰 著
船舶乗組員・舶用機器メーカーを目指す学生を対象に、金属材料の利用方法から実際に作成することまで幅広く習得できるようにまとめたテキスト。金属に関連する各種の加工、腐食と防食、表面処理、非破壊検査、JIS・NKなどの諸規則までわかりやすく解説。
【まえがき】
本書は2001 年に出版された「新訂 金属材料の基礎」の改訂新版である。本書は将来上級の海技従事者や船舶乗組員を志す学生や、舶用機器メーカー等に勤めることを希望する学生を念頭に置き、金属材料の利用方法から実際に金属材料を作成することまで考え幅広く修得できるように編集した。
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【『海上保安ダイアリー』休刊のお知らせ】
平素より『海上保安ダイアリー』をご愛読いただき、誠にありがとうございます。
このたび、諸般の事情により、『海上保安ダイアリー』は2024年版をもって休刊させていただくこととなりました。
これまでの皆さまの温かいご支援に心より感謝申し上げます。
再開の際には、改めてご案内いたします。
新訂 舶用ディーゼル機関教範
岡田博・塚本達郎、佐々木秀次・津田稔・西尾澄人・仁木洋一 共著
船舶用内燃機関の進歩発達は実にめざましく、文字通り日進月歩の発展を見ており、性能の優れた動力源となっていますが、内燃機関は故障を生ずることが比較的多いといわれています。その原因が材料、工作の欠陥によることもありますが、使用上の不適によることも少なくありません。特に中・小型機関を載せる船舶では、故障はその用途上海難につながりますから、機関を取り扱う者としては内燃機関の本質をよく理解して用法に万全を期することが大切です。
本書は、内燃機関の基礎概念,燃料,潤滑油,性能,各部の詳細,軸系,補機,取扱い,故障の原因及び処置等中小型ディーゼル……
英文和文 新訂 航海日誌の書き方
水島 祐人 著
航海日誌の文例を船の動静、環境、作業、漁撈等に分けて英文の組立てを明らかにし、項目ごとに関連の英語語句をまとめたもの。
【はじめに】
本書『新訂 航海日誌の書き方』は,四之宮博先生(故人)の手による『新しい航海日誌の書き方』を一部改訂・増補したものです。
本書は主に,将来船員職を目指す,船員養成機関の学生の方々向けに執筆されています。第1編では,航海日誌の基本的な記載事項や記載ルールを概説し,第2編では,各記載事項の具体例として日英語の様々な例文を掲載しています。初心者の方には,まず第1編で航海日誌の概要を学んで頂きたいです……