読了『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え』

投資は博打ではない。この本を読んでいると本当にそう思う。汗水流して働くのと同じで、投資も勉強して研究してやっていかないと、資産は増えていかない。よくよく考えれば当たり前のことなんだけど、多くの人は投資ではなく投機目的で行っているらしい。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

かつて株をやっていたとき、各銘柄の値上がりに一喜一憂していた。気になって気になってしょうがないこともあった。それって投資ではなく投機と言うらしい。そりゃそうだよね。よくよく考えず、なんとなくで株を購入。上がったら喜び、下がったら落ち込み。なにをしてるんだかって感じ。ろくに勉強もせずにやっていたわけだし。

資産形成という意味でいろいろと本を読んでいる。この本を読んでみてガッテンいったのが、「勉強しないと資産は増えない」ということ。そして、知らないことには闇雲に手を出さないということも。そりゃそうだよね。仕事だって、何もわからずに手を付けても良い結果は出ない。その分野のことを勉強して、教わって、実践して覚えていく。

スポーツだってそう。何もわからずにやったって面白くない。どうやったらできるかを習ったり本を読んだりして、上達していく。

投資関係の本は「○○すれば○億円」みたいなキャッチが多い中で、この本を正統派。「楽して儲かるわけがない」「汗をかけ!」という感じで、けっこうスパルタ。投資のことを勉強しているんだけど、それ以外にも通ずるないようで、とてもおもしろかった。

まずはインプットを多くして、知識を蓄え、投資にまわせるお金を貯めることから。思い立ったら吉日だけども、勢いでやってはいけない。おいしい話には裏があるということ。知らないことに手を出さない。欲をかかない。じっくりじっくりやっていけばいい。

投資とはどこか怖いというイメージがあったけども、しっかりと勉強していけばそうでもないんということがわかった一冊でした。