読了『生物学的に、しょうがない!』

知人が書籍のプロデュースをしたとSNSにあげていたので、買ってみた。タイトルが面白い。

『生物学的に、しょうがない!』

しょうがないってって、思ったけど、しょうがないものはしょうがない。

「なんでミスしたの?」って言われることあるけど、したくてしたわけじゃない。「だって、しょうがないじゃん」と言いたいけど、なかなか言えない。でも、この本を読んだら「ま、いっか」って思えるようになった。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

僕ら人間の体や脳の仕組みは、大昔に遡る。それこそ、人間が二足歩行できるようになり、集団で生活するようになってからくらい。狩りをして移動しながらの生活時代。いったいいつの頃なのだろうか。本当にそんな時代があったのだろうかと思うけど、そうやって人類は成長してきた。

どれだけ人類が発展しようとも、遺伝子は変わらないのか? そうそう簡単には変わらないらしい。確実に頭は良くなっているし、あらゆる文明が発展していき、宇宙まで行ける時代。しかし、人の基本的な生活である、暗くなったら眠り、明るくなったら起きるという生活は今も昔も変わらない。

その人間のこれまでの成長過程と脳の仕組みを知っていると、人に起こるいろんなことが「まぁ、しょうがないか」って思えるようになる。だって、そうそう人は変わらないから。諦めるのではなく、「人はそういうもの」と思うこと。

何事も仕組みを知っていると、不安やイライラはなくなるもの。だからこそ、勉強が必要だし、いろんなことに興味関心を持つことが大事なんだと思う。本も好きなものを読むのもいいけど、ちょっと自分の趣味とは外れたものを読んでみると発見がある。

読んでいると、

・片付けられないの、しょうがない
・つい飲み過ぎちゃうの、しょうがない
・イライラしちゃうの、しょうがない

など51項目の「しょうがない」を紹介。

真面目に面白く書かれているから、笑いながらささっと読める内容です。