読了『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』

最近、「FIRE」という言葉をよく見聞きする。「消防?」って思ったけど、どうやら違うみたい。「Financial Independence and Retire Early」の頭文字をとって、そう呼ぶそうだ。資産を形成して、その配当なりで生活できるようになって、早期にリタイアしようということ。

早期のリタイアを考えているわけではないけども、資産形成は興味があるので読んでみました。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

日本は投資に対してマイナスなイメージを持っている。僕もそうだった。博打だとかリスクがあるとか。そんなことしてないで真面目に働きなさい、とかとか。しかし、投資の勉強をしてみると、決して博打というものではないらしい。

株式投資をするにしても、どこの会社に投資をするか調べないといけない。なんとなくでやっていると損をする。それが博打的なイメージをつくっているのではないだろうか。会社を調べるにあたっては、どんな事業をやっていて、売上はどのくらいなのか、将来性はあるのか、どのくらいの蓄えがあるとか、決算書などを見ながら検討する。それがけっこう時間がかかるわけです。でも、そうやっていろんな会社を調べていくと、日本のことがよくわかってくる。

様々な会社に興味を持つと、さらに広くいろんな情報を知るようになる。そうやって、知識がたまっていき、投資がスタート。

今では手軽に証券会社の口座をつくることができるし、少額から投資もできるので、簡単にできるようになってきている。

この本に書かれている「収入の多くを投資の原資にしましょう」とあるけども、そこまでせずとも勉強のためと思って投資をするのは良いと思う。そして、将来のために自分で稼いだお金は自分で運用する。最初にいろいろと調べるのが大変だけども、自分のお金が知らないところで使われるよりも、自分のわかっているところで運用するのであれば納得もいく。

僕は子供と一緒にやっていこうかなと思っている。日本には多くの会社があって、仕事がある。それを知るにもとても参考になる。会社四季報も買ってみたので、それを眺めながら息子と社会勉強をしていこう。

そんなお金の教育方法もあっていいと思う。ただし、無理のない範囲でやっていかないとね。そして欲を出さずに勉強のためと割り切ることかな。

投資にはリスクがつきものなので、本を読んだり、実際にやっている人の話を聞きながら、基本的なことを踏まえた上でやっていきましょう。