読了『入社1年目の教科書』

どんなことでもスタートが肝心。基礎なくして、応用できず。社会人1年目の人もそうだけども、何年か働いてきた人、ベテランの人にも基礎を確認する上では、とてもよい1冊です。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

この本には仕事における大事な「3つ」のことが書かれています。

・頼まれたことは、必ずやりきる
・50点で構わないから早く出せ
・つまらない仕事はない

ということ。

当たり前のことのように思うけど、これができていない人が意外と多いのでは?

頼まれたけど、中途半端に終っていませんか? 100点目指して、ギリギリまで提出していないことありませんか? 「なんでコピー取りをやらなきゃいけないんだよ!!」って思っていませんか?

心当たりのある方は一読することをオススメします。

僕が新人に仕事を教える上で大切にしていることは、3つ目の「つまらない仕事はない」ということ。どんな仕事でも、全てに意味があります。それを説明してから、取り組ませています。仕事に楽しみを見出すのは自分次第だけども、意味付けをするのは先輩や上司の役割。コピーを取るだけかもしれない、シュレッダーかけるだけかもしれないけど、その一つひとつの仕事には、重要な役割がある。それを理解しているか指定いないかで、取り組む意欲も変わってきます。

最初のうちは丸投げするのではなく、丁寧に説明してあげることで、やる気も変わってくるのだと思います。

その他、メールの返信について、率先して取り組むこと、挨拶、全体を見ること、ペース配分などなど、新人だけではなく、働く人すべてに参考となる内容が書かれています。

著者の略歴だけを見ると、すごい人に見えて「あなただからできるんでしょ?」と思いがちかもしれませんけども、そんなことはありません。どの人にも参考となり、すぐに実践できる内容ばかりです。