読了『人新世の「資本論」』

気候変動、異常気象、100年に一度の○○、ここ数年、そういった言葉をよく聞くようになった。人が成長し、経済が発展し、昔夢見ていたことが現実となっている現代。その代償が異常なまでの気象現象なのだろうか?

経済の発展を止めれば、地球温暖化も収まる? 二酸化炭素排出実質ゼロになるのか? エコバッグにプラスチック廃止など、どこまでエコでいればいいのだろうか? しかし、小手先のことだけをやっても何の解決にもならない。

電気自動車が普及すれば二酸化炭素排出を抑制できると言うけども、ではそれを充電するための発電はどうするのだろうか?

気候変動というキーワードを軸に、いまの世界、過去、経済活動など、これまで知らなかったことを知るには面白い一冊かもしれない。じっくり読むよりも、さらっと大枠を掴み、より深く知りたいなら、関連書を読むのがいいのかな。