読了『きらきら眼鏡』

きらきら眼鏡をかけると、どんなことも幸せに見えてくる。

そんな感じの文章だったかな。成長するにつれ、経験を重ねていくにつれて、人は色眼鏡をかけてしまう。経験値から物事を判断してしまうのだろう。そして、人の粗探しに目が向いて、本当に大切なことが見えなくなっていってしまうのかもしれない。

でも、どんなことでも、どんな人でも良い部分は必ずある。そこを見て生きていけば、人生は楽しくなる。

小説の内容は甘酸っぱい青春時代を思わせるけども、とてもとても大事なことがたくさん書かれている。

色眼鏡を外して、外の世界を見てみよう。そうすると、見えていなかったことがたくさん見えてくるかもしれない。

毎度思うけども、森沢明夫さんの文章はとても心が温かくなる。