読了『専門医が教える 新型コロナ・感染症の本当の話』

あれから1年。新しいウィルスが出てきて、僕らの生活は一変した。その未知のウィルスとはいったいなんなのだろうか? 感染症という病気を含めて、わかりやすく解説している1冊です。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

未知なるウィルスがやってきて、我々はどうなったのだろうか? この1年で何がわかったのだろうか? 多くの不確定情報に振り回され、何が本当で何が嘘なのか、その見分けさえつかなかった1年前。少しずつ、その実態がわかってきたけども、人類をあざ笑うかのように変異をしていく。どうしたらいいのだろうか。

この本を読んでみて思ったのは、「正しく恐れよう」ということ。目に見えない恐怖になす術もないけども、できることもある。例えば、手洗いの徹底。石鹸を使わずとも、30秒ほど流水であれえば、ほとんどのウィルスは流れていくらしい。消毒液も使うにこしたことはないけども、過剰に使うことはない。確かに出かけ先で、あっちで消毒、こっちで消毒となると手が荒れる。

空間除菌にも惑わされた人も多いのではないだろうか。僕もその一人。それが必ずしも正しいとは限らないみたい。

感染を防ぐには屋内ではマスク。3密を避ける行動。現状はそれに尽きる。ワクチンが全国民へ行き渡るまでは、我慢が必要だけども、一人ひとりの行動が拡大を防ぐためには必要。

その他、風邪やインフルエンザ、薬についての誤解を解くのにもよい本であった。

やっぱり、正しい知識はネットではなく本から学ぶのが一番。だって、専門の人が書いているわけだから、ネット情報よりも正しいと思う。

正確な情報を得たいなら、本を読みましょう。