読了『センスは知識からはじまる』

「あの人、センスいいよな」って思うことが度々ある。自分との違いはなんだろうか、生まれ持ったものなのだろうか。これまではそう思っていた。しかし、この本を読んだら、努力次第で、いつからでもセンスは磨けると思った。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

「センスよくなりたいな」と思うことはよくある。「服のセンスがよければな」とか「美的センスがほしいな」とか。では、そのセンスをよくするために、何をしているのだろうか? 服のセンスよよくなりたいのなら、服に興味を持っているか? 美的センスがよくなりたいなら、美意識を高くもっているか?

そう言われると、そこまで興味を持っていない。

どんなことにもセンスはある。ゴルフのセンス。仕事のセンス。運転、インテリアなど、いろいろなことにセンスという言葉は使われる。それって生まれ持ったものは少なくて、日々の努力の賜物だと思う。

例えば、ゴルフ。「スイングいいね~、センスあるね」なんていう言葉をよく聞くけど、その人たちは練習して、どうやったら上達するかを常日頃から考えている。だからこそ、上手になるし、センスよくなるんだと思う。

他のこともそう。努力の積み重ねがセンスのよさにつながっていく。なんの努力なしに上達することはないし、センスよくなるはずがない。そして、そのセンスも磨き続けないと退化していく。流行も追うことも大事。いまなにが注目されているのかを知ることでセンスのアップデートができるしね。

センスよくなりたいのなら、その分野を徹底的に勉強して、実践して、経験値をあげること。文章だって、まずは書き、それを続け、よい文章に触れる。そうやって、センスがよくなっていく。

それと、

あらゆることに気がつく几帳面さ

と本書には書いてある。

確かに周りに目を向けると、センスのいい人は周囲への気付き、気配り、発見が多い。無関心な人にセンスのよい人はいなんだと思う。

周りを見ながら、自分に必要なことを付け足していき、日々の努力がセンスアップへの王道なのだろう。