読了『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』

世界史は大の苦手だった学生の頃。詰め込むだけの勉強だったからかな。歴史全般、苦手でした。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

苦手を克服してくれる内容

これの日本史版を読んでから、世界史へ。これの特徴は、年号を使わずに流れで読み進めることができるところ。学生の頃「○○年に□□が起こった」というように、年と出来事をセットで覚える。丸暗記はいいけど、流れがまったくつかめず、詰め込み作業。だから面白くなかったんだと思う。

特に世界史は幅が広いし、登場人物のほとんどがカタカナで名前が長くて覚えにくい。中国史については漢字で出てくるが、似たような名前が多くチンプンカンプン。それで挫折した人も多いのではないだろうか?

流れで覚える世界史

今は試験のために覚えるのではなく、歴史を学び今に生かすという視点のもと、好きだから興味があり読書をしているから、楽しんで読み進めることができる。それでも、紀元前からのことを覚えようとすると大変なので、ざっくりとした流れの中で覚えていけばいい。すべて覚えようとすると、それこそ学生時代の勉強と同じで嫌になる。

歴史を知ることで、いま起こっていることの原因もわかるようになる。イギリスのこと、中国のこと、アメリカやロシア、ユダヤ人など、「なんでだろう?」という疑問が、この本を読むことで数珠つなぎで理解していける。

大枠をこの本で学び、興味のあるところは、より専門性の高い本を読み進めればいいだろう。中国の歴史に興味を持っている人は多いけど、僕には響かなかったな。他の本を読めば、また興味がわくのだろうか?

読書は知らないことを教えてくれるし、歴史を知ることで、今を知ることができる。さて、次は何を読もうか。