読了『はじめての著作権法』

著作権と一口に言っても、幅が広いし理解に苦しむ。出版社で働いているなら知っておく必要はあるし、そうでなくとも著作権に関する知識は知っておいたほうが、何かと得です。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

著作権ってそもそもなに?

この本では、

何かを作った人が、他人に勝手に利用されない権利のこと

と言っています。

例えば、僕のブログ。自分が得たことを自分の言葉で作って書いているのに、まったく同じものを他人が利用しちゃうと、著作権の侵害になるっていうこと。僕のブログを無断で用いても何のメリットもアリませんけどね。

本で言うと、断りもなく、あたかも自分が考えついたかのように文章を利用すること。出版社に許可をもらうか、「参考文献」として引用元となった書籍を載せるかすればOKだけど、これもどのくらいのボリュームを載せるかによってNGの場合もあるから、不安な場合には問い合わせるのがいいですね。

個人で楽しむ分にはOK

音楽の2次利用なんかは問題になりがち。CD借りてきて、パソコンにダウンロードして、それを通勤や自宅で個人的に楽しむ分には問題なし。しかし、人が集まるような場所で、セミナーなどに利用すると、これは著作権法違反になるとのこと。利用するなら、JASRACへの申請? が必要。

写真なんかもそう。インターネットにあるからといって、勝手にブログなんかに使っちゃうと、「おい、それは俺が撮ったやつだぞ!」と言われて、高額請求される場合も。ブログやSNSで使う場合は、自分で撮った写真か、写真購入サイトで購入して利用しましょう。

何がよくて、何がダメなのか、ちょっと知っているだけで著作権法に違反することがなくなりますよ。ざっくりでいいので知っておきましょう。意外と身近な法律ですので。