読了『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』

日本史づいてる今日このごろ。知れば知るほど、今の日本がなぜ、こういった状況にあるのかが、なんとなくわかってきます。「歴史を知れば今がわかる」とはよく言ったもんです。今だけを見るのではなく、過去を知る。それが繋がっていくんです。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

なかなかのボリュームの本ではありますけども、一度読んだら多くのことは覚えられると思います。絶対に忘れないためには、2度、3度と読んだほうがいいと思います。一度ざっと読んで、気になるところをもう一回。

この本の良いところは、年号を使わずに数珠つなぎで覚えられるところ。ストーリーになっているんですね。「○○年にこれこれが起こった」ということは使わずに、誰と誰が繋がっているか、誰がどういうことをしたかなど、全てが繋がるように説明がされているので、前後関係がわかりやすい。

だから、歴史が苦手な僕でも読みやすい、わかりやすい。どんなことでも「わかりやすさ」が大事。どれだけいいことが書かれていても、わかりにくかったら理解できないし、覚えられない。そういった意味では、この本は画期的な内容。だからこそ、よく売れているんですね。

知っていることを書いて本にするだけではなく、読み手がわかりやすいように書くのも一つの才能。本をつくっている我が社もとても参考になります。

「公立高校教師YouTuberが書いた」っていうフレーズもいいですよね。