読了『からだの無意識の治癒力』

  • 2019.09.12 

体に意識を向けることで、動いていなかった部分を動かすことができ、体が見る見る元気になっていきます。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

呼吸を意識したことありますか?

「血が流れている」
「心臓が動いている」
「肝臓は元気だ」

って意識することありますか? 心臓は胸に手を当てればドクドク鼓動しているのがわかるけど、それ以外の臓器はわかりませんよね。人間の体は無意識のうちに、いろんなものが常に動いているんです。意識しようと思ってできるのが、呼吸。これも普段は意識して呼吸はしませんよね。

「よ〜し、これから呼吸をするぞ!」

っていう具合に気合を入れなくてもしている。でもね、呼吸に意識を向けて深く吸ってゆっくり吐くと、心が落ち着くことってありません?胸やお腹を大きく膨らませて深呼吸すること数回。モヤモヤ、イライラが解消されていくんですよね。

山へ行き深呼吸をすると「空気がおいしいな〜」って思うこともありますよね? 普段、意識を向けないことに注目することで、簡単にリラックスできることもあるんです。

体はすぐに反応してくれる

たくさん食べれば太るし、動かなければ筋肉は低下していく。下を向いていれば暗い気持ちになる。では、その逆は? 食べる量を腹八分にしておけば太りにくくなるし(食べるものにもよるけど)、ウォーキングやランニングをすれば足腰の筋肉がつき元気になったり、上を向いて笑顔でいれば前向きな気持になれる。

けっこう簡単に体は反応しれくれるんですよね。この本では、

・身体の声に耳を傾ける
・腸から健康になる
・皮膚から癒やす
・筋肉からの発信

というように、身体の内と外から癒やしていこうという内容。難しいことが書いてあるわけではなく、誰でもすぐに実践できます。

健康であることがなにより

今の自分を知ることが、まずはスタート。「人は無意識だ」ということを知ることで、身体への意識を向けることができるようになる。呼吸や姿勢、食、睡眠などなど。座ってばかりではなく、立ってストレッチしてみたり、冷たいものばかりだと体が冷えてしまうので、温かいものを摂る、少し歩いてみるとか。

日常、当たり前にやっていることを見つめて、そこに変化を加えることで新たな刺激も生まれるし、体が良くなっていく効果もある。「なんかダルいな〜」とか「痩せたいな〜」って思っている人は、この本を読むことをオススメします。意識を変えるきっかけになるかも。