大人も読みたくなる絵本『新幹線しゅっぱつ!』

  • 2019.05.29 

絵本の読み聞かせをやっていると、新たな発見がたくさんあります。

成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

声に出して読んでみよう

家族、友人、仕事仲間と話をすることはあっても、資料、本などを声に出して読むことって少ないんですよね。黙読と声に出して読むとでは大違い。声に出すことで、自分の耳で聞き、理解がより深まる。声に出すことで、読み飛ばしていたところを読むことができる。読めない感じを調べる。そうやって、インプットされていくんですよね。だから、音読はオススメ。

読み聞かせをすることは勉強になります

お子さんがいらっしゃる方は、絵本の読み聞かせが、まずはスタートかな。読み聞かせも技術が必要で、ただ読めばいいわけじゃない。内容を理解し、言葉の強弱、スピードなどの抑揚を付けないと、子供は楽しんで聞いてくれない。子供の反応を見ながら、どう読むかも考えるので、けっこう頭を使う。これね、意外と疲れるんですよ。でも、読み終わった後の達成感はとてもあります。

新幹線好きならこの絵本!

本屋さんで何気なく手にとった絵本が『新幹線しゅっぱつ!』。次男が電車好きなので中身を見ずに買ったら、新幹線の運行のこと、駅でのことなどなど詳しく書いてあり、とても楽しく読むことができました。絵本は難しいことをカンタンに書いてあるし、言葉もやさしく書いてあるので、子供だけではなく大人の理解にも繋がります。

そして長く読まれている絵本は、人の本質というか、考え方や生き方など深い深いことも書かれているものもあるんです。なので、子供だけではなく大人にも絵本は読んでもらいたいなと思います。できれば、声に出して読んで欲しい。たくさんの気づきがあると思います。