タグ「交通ブックス」 一覧
駅のはなし−明治から平成まで− 交通ブックス104
初期の木造・レンガ建築から最近の駅ビルまで、
地域の顔でもある駅の変遷を時代ごとにまとめ貴重な写真で辿る。
【目次】
第一章 まがき〜駅舎はドラマである
第二章 創業時代(明治五年明治四〇年)
新橋駅・横浜駅
大阪駅
京都駅
長浜駅
上野駅
二条駅
浜寺公園駅
第三章 鉄道院の時代
札幌駅
有楽町駅
高松駅
門司港駅
鳥森駅(新橋駅)
東京駅
鎌倉駅
第四章 鉄道省の時代
原宿駅
琴平駅
田園調布駅
大社駅
松山駅
高尾駅
西岩国駅
三ノ宮駅・神戸駅
浅草駅
お茶ノ水駅
上野駅
奈良駅
野辺山駅
長野駅
名古屋駅
第五章 戦災復興から民衆駅へ
京都駅
東京駅八重洲口駅
第六章 新幹線の時代
新大阪駅
仙台駅
……
実践 鉄道RAMS−鉄道ビジネスの新しいシステム評価法−
【まえがき】より
〔社会資本の信頼性と安全性確保の重要性〕
近年、科学技術の革新と社会構造の複雑化が進展するなかで、社会資本といわれる大型プラント、原子力発電設備、宇宙ロケット、航空機、鉄道車両等はシステムとして複雑かつ高度化するとともに巨大化する傾向がみられる。これら社会資本が事故を起こした場合、極めて深刻な事態を招くことはこれまでの各種事故の実例が示すところである。それらの信頼性と安全性の確保が現代社会の大きな課題となっている。
〔信頼性と安全性の評価法RAMSの発展と適用範囲の拡大〕
1950年代後半より、信頼性工学が発展的に体系化され、RMS(米国)あるいはRAMS(欧州)概念の成立に連なった。1970年代から、この概念をもとにしたRAMS手法が開発整備され、社会資本の信頼性と安全性を評価するのに採用されるようになった。その適用範囲が漸次拡大されるとともに、RAMS……
特殊鉄道とロープウェイ 交通ブックス105
ケーブルカー、モノレール、新交通システムやロープウェイ、トロリーバス等特殊鉄道の構造や歴史を説明。
第一章 鋼索鉄道(ケーブルカー)
鋼索鉄道の起源
戦時中の企業整備による休廃止
戦後の復活と新設
ケーブルカーの名前
四両が行き来するつるべ式もある
サンフランシスコのケーブルカーは循環式
ケーブルカーの線路の長さはケーブルの長さで決まる
ケーブルカーのポイントと軌間
安全なブレーキ
車両のはなし
巻揚所
幹線鉄道の循環式ケーブル・サンパウロ鉄道
懸垂式ケーブルカー
鉄道ではないケーブルカー
新しい都市ケーブル交通機関
ケーブルカーの将来
第二章 跨座式モノレール
ラルティグのモノレールからアルウエッグ・モノレールへ
日本における跨座式は奈良ドリームランドが最初
都市モノレール制度の確立
ゴムタイヤ……
アメリカの鉄道史−SLがつくった国−
鉄道会社の隆成や各路線の延伸,SLの車両技術の進歩などを踏まえて,鉄道がアメリカの発展に果たした役割を解説する。
【序】より
本書は蒸気機関車に特別の配慮をした、アメリカ合衆国の鉄道史である。しかし。鉄道という窓から覗いたアメリカ史にしたいと努めた。もちろん、アメリカの通史ではないので、重要な史実でも鉄道に関わりがなければ割愛し、また微細な史実でも鉄道史の立場から大きく扱った部分がある。そして、本書を著す上で大切と考えたのは、鉄道だけを追うのではなく、社会の中で鉄道がどう存在し、社会をどう変え、ひいてはアメリカが今日の姿となったかを描くことである。
もちろん、それは容易ではないが、まず公益性を重んじる日本とも欧州とも異なり、企業の自由を重んじるアメリカの鉄道は、日欧とはかなり異なった道を歩んで興隆し、そして没落した。それにはアメリカの国情と、アメリカ人の特性が大きく反映しており、……
時刻表百年のあゆみ 交通ブックス107
わが国の鉄道営業史を表している日本の時刻表の今昔を、時代背景の移りかわりと共に興味深く語った本。
【まえがきより】
わが国における月刊時刻表の刊行の歴史は100余年を有するわけだが、「時刻表」は各時代の鉄道の時刻のんみではなく、その時代の社会情勢や経済状態を示す貴重な史料の一つである。すなわち「時刻表」は「旅行用品」のカタログとして、明治・大正・昭和・平成4代の歴史の一断面を今日まで伝えている一次史料としての価値を有しているように思う。たとえば各年代の上野−札幌間の所要時間、東京−大阪間の運賃、箱根の旅館の宿泊料金などなど、バックナンバーはこれら旅のデータを的確に答えてくれる。
筆者が時刻表に興味を持ったのは今から40年以上前のことである。今回、月刊時刻表100年の歴史をまとめ、交通ブックスの1冊として『時刻表百年のあゆみ』を上梓できたことを光栄に思っている。この『時刻表百……
やさしい鉄道の法規−JRと私鉄の実例− 交通ブックス108
鉄道の建設・運営・運賃・車両や施設・利用者との関係等に関連する鉄道事業法や鉄道営業法、その他各種法規をやさしく説明。
【はじめに】より
これまで「鉄道法規」の本は、極端にいえば鉄道会社の人が仕事の必要に迫られて読むぐらいだったのではないかと思う。しかし、この本は鉄道に関心のある方ならどなたでも分かっていただけるように、できるだけやさしく書いたつもりである。そのため、もともとの法律には規定があっても、実際にそれが働くことのないような条文(例えば個人営業の鉄道についての規定)や内部の手続きだけのことなどは、説明を省いてある。もっとも、この本の内容は著者のまったく個人的な解釈に基づくものであり、それについてご批判もあるだろうことは覚悟の上である。
説明は原則として1998年10月としたが、昔からの制度改正のいきさつも必要に応じて記すことにした。法律の名称は面倒でもいちいち正規のものを……
新幹線−高速大量輸送のしくみ− 交通ブックス109
ミニ新幹線誕生物語 交通ブックス113
山形及び秋田から東京までを結ぶミニ新幹線誕生の物語。在来線との直通運転や厳しい自然条件等の試練を乗り越えた技術者達の挑戦記。
【発刊に寄せて】より
80年代後半に入って、整備新幹線計画から外れた山形県では、既存のインフラを活用して、高速鉄道ネットワークに乗り入れようとの機運が盛り上がり、JR東日本とともに新幹線と在来線の直通事業を推進した。この結果、狭軌の在来線を標準軌に改築して、専用車両による直通運転を行うようになった。このようにして生まれた山形新幹線をはじめとする「ミニ新幹線」は、地方の発想で作られたものといえよう。画一的だった新幹線とは対照的に、駅や車両のデザインもその地域に根ざした個性ゆたかなものとなり、地方文化を東京へ送り込む役割を果たしている。
「ミニ新幹線」は画一的で異端を排除していた新幹線を、多様性を受け入れるものへと作り変え、新幹線の新たな可能性尾を開いた。す……
自動改札のひみつ 【改訂版】 交通ブックス114
誰もが一度は使ったことがある自動改札。自動改札機は一体どんな仕組みになっているのでしょうか?そんな疑問を自動改札のプロがわかりやすく解説します。最新のSuica、ICOCAカードなど乗車券と駅の業務のひみつをこっそりお教えします。
【発刊に寄せて】
21世紀の幕開けである2001年11月よりJR東日本で導入したICカードSuica(スイカ)は、瞬く間に普及し、今では自動改札機のカチカチの音も「ピッ」という音に変わってきた。使い勝手も格段に向上している。
日常生活の中で誰もが利用したことがあり、誰もが知っているこの自動改札機…。いったい、その仕組みはどうなっているのか?と疑問を抱く人は多いと思う。
日本に自動改札機が本格的に登場してから約30年経つが、この間、自動改札機に関する図書は残念ながら皆無である。
本書は、自動改札機に関心を抱く人々に幅広く、分かりやすく解説することを……
空港と鉄道−アクセスの向上を目ざして− 交通ブックス115
都市部から離れた位置にある空港とそのアクセスを担う鉄道。従来競争関係にあった両者の協調を内外の多くの事例を紹介し解説する。
【まえがき】より
情報化社会になればなるほど、人と物の移動が活発になる。それは量的拡大のみならず国境を越えた面的拡大を伴っており、新幹線に代表される高速鉄道やジャンボジェット機のような新技術の発達により加速された。しかし、それらは空港と空港の間、都市と都市の間のみの効率的な輸送体系をつくる上では有効であったが、空港と都市との連絡に関しては課題が多い。
一方、航空機と鉄道は長い間競争関係にあった。鉄道が馬車や船舶にとって代わって、陸上交通の主役となったように、鉄道側から見れば、航空機は競争相手であり、相互に協力することは考え難かった。そのため、空港と近隣の都市間に鉄道を建設することはあっても、中長距離の都市間輸送のために空港と鉄道を結ぶという発想は生まれ難かっ……