タグ「交通ブックス」 一覧

日本の内燃動車 交通ブックス121

内燃動車(気動車)は、原動機=ガソリン/ディーゼル機関を搭載する客車です。新しくはハイブリッド車、路面・鉄路とも走行できるDMVも含まれます。 わが国で最初の内燃動車が登場したのは1920年、以来90年余の歴史を通して、ほぼ国産の技術をもって研究・開発されてきました。  本書では、国鉄(JR)・私鉄を問わず、これらほぼすべての内燃動車を取り上げて、できる限り多くの写真を添えて解説しました。 【はじめに】より  わが国で「商品」として最初の内燃動車である自動機客車が開発されたのは1920年で、以来90年余が経過した。にもかかわらず、本書では1945年の日本敗戦を境に「戦前」「戦後」と区別して記述し、かつボリウムをほぼ同等としている。これに対しては当然異論があろうが、1945年8月15日の敗戦からのほぼ70年と、それ以前の25年とを対比するのは、敗戦が鉄軌道、さらにわが国の鉄軌道で……

進化する東京駅−街づくりからエキナカ開発まで− 交通ブックス120

東京駅の開業からの歴史に加えて、JR東日本誕生後に本格化したエキナカ開発と、これらと連係した周辺地区開発を総合的に紹介。単に駅・駅内施設の改良の歴史ではなく、いわば一つの都市(=駅都市:ステーションシティ)を形づくるべく進化・発展を図る東京駅の姿を描く。 [toc] 【はじめに】より 国鉄の民営分割で生まれたJR東日本は2002(平成14)年頃からお客さまが「通過する」駅から「集う」駅へ,をコンセプトとした「ステーションルネサンス」に取り組み(2月,アトレ上の開業)「エキュート」「ディラ」といった名称に代表される「エキナカ」ビジネスが本格的に開花し始めます。私が2005(平成17)年に東京駅のディベロッパー「鉄道会館」の社長に就任した頃から新しい商業施設,「グランスタ」の開発をJR東日本と当社でチームを作って検討を開始しました。 駅構内において個々の店がバラバラのコンセプト……

世界鉄道探検記3−辺境をたずねて−

ラオス、イスラムの古都バクー(アゼルバイジャン)、リトアニア、エジプトなど、各国の鉄道事情などを専門家ならではの視点で紹介。鉄道旅行の醍醐味である、現地の雰囲気や人とのふれあいを、様々なエピソードを交えて綴る。 【まえがきー辺境鉄道の魅力ー】より 21世紀に入り、世界的な環境意識の高まりとともに、大量・高速輸送が可能で、環境負荷とエネルギー消費が少ない特性を持つ鉄道が、再び脚光を浴びています。つまり、「鉄道復権」(鉄道ルネッサンス)の時代の到来とも言えます。その背景には、化石エネルギーの使用料節減や都市交通環境の改善、大都市間を結ぶ経済成長回廊の整備、国によっては景気対策という目的があります。 また、趣味の世界に目を転じますと、老若男女の鉄道ファンが列車の写真を撮ったり、鉄道の旅に出かけたりと、様々な活動をしています。テレビでも国内の海外の鉄道を紹介する番組が多くなっています。こ……

新交通システム建設物語−日暮里・舎人ライナーの計画から開業まで−

公園下の車両基地、首都高速を跨ぎ、隅田川・荒川を横断する 橋梁の難工事など、建設のウラ側を徹底紹介! 平成20年3月30日に開業した新交通システム「日暮里・舎人ライナー」の建設の概要をとりまとめたものです。この路線を題材に、「新交通システム」とは何か、そして、導入における土木・建築、建設、軌道設備、技術、法手続きなどを全8部構成で紹介しています。 特徴的な建設手法であるCM(コンストラクション・マネジメント)方式についても詳細に解説。鉄道導入などに比べ経済性も高く、環境にやさしい都市交通機関として注目される「新交通システム」を、分かりやすくまとめた内容です。 【まえがき】より 東京の荒川・足立両区にまたがる区部北東部は、鉄道等の公共交通網が稀薄な地域でした。日暮里・舎人ライナーが開通するまでは、朝夕の通勤・通学時間帯には、都心から15kmの距離にある足立区舎人地区から、J……

LRT−次世代型路面電車とまちづくり− 交通ブックス119

「人にやさしい」、「環境にやさしい」都市交通、LRT。先進国で次々に取り入れられる次世代型路面電車は、街にどのような恩恵をもたらすのか。本書は、歴史的経緯から特徴、まちづくりと経済効果、市民意識の重要性などを解説します。LRT導入により豊かなまちづくりを実現した海外および日本の事例も豊富に紹介し、LRTの本質に迫ります。 まちづくりと一体化した整備が世界各地で進む次世代型路面電車、LRT(ライトレール・トランジット)。開業はこの30年間に120都市余にものぼります。LRTとまちづくりの潮流は、病院・学校・商店など生活に必要な諸機能が近接したコンパクトシティにあります。自動車に頼ることなく、 LRTやバス、徒歩で移動できるまちを整備するという構想です。そして欧米がこのコンパクトシティ構想に基づきLRT導入を進め成功をおさめる背景には、公共交通の役割を、電気・ガス・水道と同様に捉え、「L……

鉄道工業ビジネス−拡大する世界市場への挑戦−

近年、各国で高速鉄道をはじめとした鉄道網整備プロジェクトが進められている。また、CO2排出の少ない交通機関として世界的に需要が高まり、鉄道関連の世界市況は活況を呈し、注目されている。 こうしたなかで、日本の鉄道工業の現状と今後のあり方について、需要構造、各国の市場や鉄道工業の現状、日本を代表する鉄道車両工業などについて、多数の写真・図・資料とともに解説する。 「技術は一流、売り込みは三流」とも表現される日本の鉄道が、熾烈な国際競争においていかに「鉄道ビジネス」に取り組むべきか、その実態をとらえ、展望と課題を考察する。 【まえがき】より 人間の経済的活動等による大気中のCO2の増加を抑制することにより、地球温暖化防止の動きは国連を中心として、世界各国政府を巻き込んだ大きな政治活動となっている。CO2増加の影響については、科学者の間でも異論はあるようであるが、政治的には世界各国政府が……

電車のはなし−誕生から最新技術まで− 交通ブックス118

第35回 交通図書賞『技術部門』受賞 交通図書賞とは、財団法人交通協力会が交通に関する優秀な図書を選定し、広くこれを推奨することにより、交通知識の普及と交通従事者の教養の向上に資する目的で、昭和50年から制定、実施しているものです。 【まえがき】より 私たちにとって、鉄道は一番身近な公共交通機関の一つといえます。とくに日本の鉄道は、ほぼ時刻表どおりに運行され、世界でも類を見ない正確さを誇っており、通勤・通学などの面でも今やなくてはならないものとなっています。鉄道はその名のとおり、「鉄の道」、すなわり、鉄のレールを敷き、その上をまずは蒸気機関車が走りました。蒸気機関車が、客車や貨車を牽き、人やものを運ぶ役割を担い、その実力を世の中に示したのです。その後、劇的な技術発展を背景に誕生したのが「電車」です。電気で動く鉄道である「電車」は、日本でも一世紀を超える歴史を誇ります。現在では、し……

日本の市内電車−1895-1945−

京都電気鉄道が国内で初めて営業運転を開始してから敗戦を迎えるまで、半世紀にわたる全国の市電車両の変遷を明らかにし、北は旭川から南は那覇まで、車両の消長をたどった貴重な1冊。 ◆「2010年 島秀雄記念優秀著作賞 単行部門」   で受賞しました 「島秀雄祈念優秀著作賞とは?」 島秀雄記念優秀著作賞は、毎年1回、趣味的見地に基づき鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し、鉄道および鉄道趣味の発展に寄与することを目的とし、2008年に新設された賞です。 賞の名称は、鉄道友の会初代会長で東海道新幹線の完成に功績のあった島秀雄氏(1901〜1998)が、会の発展に尽くされた功績を永久に記念し、後進にとって励みとなる賞にするため、ご遺族の了解をいただいて、そのお名前を冠することとしたものです。 ●選定理由 本書は、日本の路面電車(本書では特に「市内電車」……

写真集 昭和の電車がいっぱい−関西の私鉄−

近畿日本鉄道、南海電気鉄道、京阪電気鉄道、京福電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道、山陽電気鉄道、神戸電鉄 ― 私鉄の「聖地」といわれる関西の電車、なかでも「昭和の電車」を紹介しています。 明治の面影を残す木造車、戦前の黄金期に製造された数々の名車、世界の注目を浴びた新幹線。昭和の時代は、新旧入り混じった、電車の魅力的な時代でした。技術の発展とあいまって創意と工夫が凝らされた「電車たち」は、たくさんの人々に愛されました。 本書に登場するのは、いずれも昭和の電車全盛時代を駆け抜けてきた関西の多彩な名車たち。作者が50余年もの間、昭和の時代をとおして撮影してきた汽車、電車のなかから選りすぐった155点を掲載。鉄道会社ごとに、小史やエピソードと貴重なコレクション資料を添えて紹介しています。懐かしい電車の姿とともに、関西・西日本の発展の様、そして沿線の美しい情景や懐かしい街並みまでも甦えります。ペ……

蒸気機関車の技術史(改訂増補版) 交通ブックス117

元鉄研三田会会長がまとめた蒸気機関車の歴史書 誕生から200年でその使命を終えた蒸気機関車。しかし、第一次機械文明の星として近代社会の発展に貢献した役割は計り知れない。 表舞台から去った今も人々に愛され続けている。力強く、より早く走ることをめざした開発の努力ーそこには人類の英知が結集された。本書は、その技術の側面にスポットをあて生涯をたどった。 改訂増補版では、列車の速度や重量を増加させるのに欠かせないブレーキの技術についての章を追加。有効なブレーキの普及に100年以上の年月を要した。その歴史に埋もれそうな技術を紹介。 【まえがき】より 「汽車」という言葉はすでに死語となってしまった。「汽」は水が蒸発して気体になったものなので,汽車は蒸気機関車の牽く列車をいう。約200年前生を受けた蒸気機関車は1世紀半にわたり華々しい進化を続けてきた。しかし20世紀後半,第2次世界大戦後突如……
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