カテゴリー「気象・海洋」図書一覧

オーロラの謎ー南極・北極の比較観測ー 極地研ライブラリー

神秘的なオーロラはいつの時代も人々の心を魅了してやまない。本書はその美しいオーロラから一歩踏み込み、オーロラをもっと知りたい! に応える内容となっています。最前線で研究を続ける筆者らが南極・北極の比較観測でわかったオーロラの仕組みや特性を科学的にわかりやすく解説します。オーロラのみならず太陽ー地球の相互関係についても知ることができます。 【はじめに】より  オーロラは私たち人類が地球上で目にすることができる自然現象の中でも、最も神秘的で壮大な現象の1つといえる。凍えるような極地の夜空いっぱいに広がり、音もなく舞い、さまざまに形や色を変えるオーロラを目にすると、何ともいえない自然界の不思議に感じとらわれる。  今日では、オーロラの源は太陽から吹き出す高温のプラズマであり、地球を取り巻く磁気圏と呼ばれる空間が太陽活動の影響を受けてオーロラを生み出していることがわかってきた。地球の大気と磁場(……

南極海に生きる動物プランクトンー地球環境の変動を探るー極地研ライブラリー

小さくて大きい、プランクトンの世界をみてみよう。 南極海にすむ動物プランクトンの多様な生存戦略と、 そこから見えてくる地球環境の将来を徹底解明。 流氷の妖精、クリオネに存亡の危機? 地球温暖化が南極海にもたらす影響とは? 【はじめに】より  本書は国立極地研究所からの情報発信活動の1つとして、「極地研ライブラリー」シリーズの一冊として出版される。本シリーズの主な読者は高校生ないし大学初年級を対象とし、一般の方々にも、南極や北極のサイエンスを分かりやすく紹介するものである。  今回は、「プランクトン」を話題に取り上げ、国立極地研究所に所属する3人の研究者自身がこれまで北極海や南極海の海洋観測航海や昭和基地の越冬観測において、直接自分達で経験してきた現場の調査に基づいて解説する。ところで読者は「プランクトン」についてこれまでにどのくらい学校で学んだだろうか? 多分、プランクト……

南極観測隊のしごとー観測隊員の選考から暮らしまでー極地研ライブラリー

南極観測隊員の選考から出発,基地での「衣・食・住」といった暮らしまでをわかりやすく解説!南極観測の計画がどのように企画され,観測隊が組織され,現場での観測実施に至っているのか,その過程を生々しく描く。 【はじめに】 丹沢山塊越しの富士山が美しい立川市の一角に,国立極地研究所がある。主屋の研究棟には,極地の科学に関するさまざまな研究施設が整備され,研究が進められている。また,その敷地内には「南極・北極科学館」があり,南極観測の成果や歴史が紹介されている。科学館の西側には,一五頭のカラフト犬のブロンズ群像と白瀬探検隊の記念碑のある庭園をはさんで「極地観測棟」と,そのさらに西側に南極輸送コンテナ保管場と野外実験フィールドが配置されている。極地観測棟には,「南極観測センター」が置かれ,南極での観測隊への支援と時期観測隊の準備などに取り組んでいる。本書は,半世紀を超えた南極観測事業の運営を担……

極限の雪原を越えて−わが南極遊記− 極地研ライブラリー

絶望なんて笑い飛ばそう! 絶望の崖っぷちを乗り越えてきた「極地探検請負人」のストーリー! 日本の南極探検史上唯一の殉職者を出した部隊への参加、地図にない極地の未踏山の登頂、複数の外国隊への参加・・・。極地探検請負人と呼んでいい著者の木崎甲子郎は「今まで絶望なんて事は、ただの一度も感じた事がない」と笑い飛ばす。彼は常人の予想もつかない極地での苦境をどう乗り越えてきたのか? 【目次】 第1章 南極観測の始まり  「どうにもならない」とは、こういうことか?  茅誠司会長の決断が日本の南極観測を動かした  南極は金がかかる  最後の正念場、ブリュッセル会議 第2章 犬ソリの話、今は昔  加納一郎と「世界最悪の旅」  農学部動物学教室、犬飼哲夫教授  白瀬隊の犬ソリ  1954年春、大橋先生の話  北大極地研究グループ発足  ソリ犬?カラフト犬  犬ソリ  ……

氷海に閉ざされた1296時間−第12次南極越冬隊の記録− 極地研ライブラリー

第12次隊を乗せた観測船「ふじ」は、往路40日間、復路14日間にわたり、氷海に閉じ込められた状態・ビセットを経験。これは、歴代の南極観測隊の中で最も長い時間、氷海に閉じ込められた記録となっており、それによって昭和基地に滞在できた日数は1年にも満たなかった。また、氷情が悪く「ふじ」は昭和基地沿岸まで辿り着けず、接岸することができなかったため、大型の観測機器等を輸送することができず、隊員たちは最低限の物資で基地の建設や観測、調査を行わなければならなかった。本書は、このような特異な体験をした第12次観測隊の越冬記録である。 【序文】 12次隊はこれまで50数回に及ぶ南極観測隊の中で、恐らく最も特異な隊だと言えるであろう。観測船「ふじ」が、就航以来初めて、昭和基地到着前に40日間(1971年1月1日から2月10日まで)、帰路でも14日間、海氷に閉じ込められて身動きできない状態に陥った。その……

日本南極探検隊長 白瀬矗 極地研ライブラリー

鎖国の閉塞した時代醒めやまない明治初頭。齢11の少年が未知の世界への探検を志した。その夢を50歳でかなえた。しかも世界的な探検である。この探検の成功が日本南極地域観測隊の礎となった。 本書は白瀬の生い立ちから南極探検を成し遂げるまで、そしてその探検の成果、今に続く白瀬の功績をまとめています。 【はじめに】より  今から100年前の明治43(1910)年11月28日、大隈重信南極探検後援会長をはじめ、大勢の民衆の手で盛大な送別式が挙行され、一隻の小さな機帆船が東京芝浦埠頭を離れた。船の名前は「開南丸」、白瀬矗(しらせ・のぶ)を隊長とする「日本南極探検隊」の隊員たちを乗せていた。目的地は南極大陸。アジアの国々の中では初めての壮挙であった。  15〜17世紀の大航海時代に活躍したクリストファー・コロンブス(アメリカ大陸の発見者)やバスコ・ダ・ガマ(欧州からアフリカ南岸を経てインドに至……

バイオロギング−「ペンギン目線」の動物行動学− 極地研ライブラリー

動物たちは水の中で何をしているのだろう? 動物たちに超小型の記録計を取り付けて、画像や動物たちの体の動きをとらえることで、動物たちの日常が見えてくる! ■これってホント?  ペンギンやアザラシも泳ぎの燃費を気にしていた!  アザラシの親は、子どもに泳ぎを教えていた!  アザラシは、息を吐いてから海に潜っていた!  ペンギンは海の中を滑空していた!  浮かぶペンギン、沈むアザラシ、では魚は? さぁ、動物たちの背中に乗って、海の中をのぞいてみよう! ※「バイオロギング」とは、動物に計測器を装着して遠隔観測を行うことで、動物の複雑な生態を詳しく知ることにより、生態系の保護・保全を目指しています。 【はじめに】より 科学研究とツールは開発は一体である。ツールなくしては科学の進展はあり得ないし、逆に科学の進展なくしてツールの進展もない。動物科学においても同様である。……

未踏の南極ドームを探る−内陸雪原の13カ月− 極地研ライブラリー

最低気温・氷点下60℃の雪中基地「みずほ」での冬ごもり、未踏のドーム頂上の発見、4000キロの探査行。知られざる南極大陸最前線のドラマを克明に描き、極地ならではのロマンをさわやかに伝える。 1984年11月から1986年3月まで、第26次南極観測越冬隊に参加した著者の、13ヵ月にわたる南極滞在中の詳細な活動記録。一か所に留まるのではなく、内陸の前進拠点を作りながら「みずほ基地」で5名だけの5ヵ月の越冬をし、これまで未踏だった南極で2番目に高いドームを探し出した後、新たなルートで帰還するまでを紹介。 【著者からのことば】 わたしは学生の頃、ヒマラヤの未踏峰と南極の未踏地にあこがれていた。幸いにもヒマラヤは学部生、南極は大学院生の時に早々と実現した。ヒマラヤ遠征の体験は、梅棹忠夫先生の指導を得て学生隊員4人の共著として出版できた。のち大学院生のときにもヒマラヤで初登頂し、前回書い……

南極で隕石をさがす 極地研ライブラリー

日本は世界一、二を争う南極隕石の保有大国であり、そのほとんどを国立極地研究所が保管している。本書は、極地研の隕石担当責任者、言うなれば日本を代表する隕石研究者が、自分の同行した南極観測を中心に隕石探査活動の記録をまとめている。 【はじめに】より  日本の南極観測隊が南極で発見した隕石の数は、これまでにおよそ1万6800個である。米国、中国など外国隊の成果を合わせると、南極で発見された隕石の数は、4万8000個に及ぶ。これらを南極隕石と呼ぶ。南極以外の場所で発見された隕石数が約1万2000個であることを考えると、いかに多くの隕石が南極で発見され、惑星科学の発展に貢献していたかがわかる。しかも南極以外で発見された1万2000個の隕石のうち1万個近くが、砂漠で発見されている。これは南極でたくさんの隕石が発見され、そのわけを考察し、それを砂漠に当てはめて探査が行われた結果を反映している。 ……

アイスコア−地球環境のタイムカプセル− 極地研ライブラリー

古きをたずね新しきを知る。 地球環境の将来を予測する上で、古気候古環境の情報は、極めて重要である。 極地の氷床(アイスコア)は、時間分解能が高いこと、過去数十万年前以前まで連続して遡れること、昔の空気そのものを含む環境シグナルを保存していることなどから、地球環境のタイムカプセルとも言える優れた記録媒体である。 本書は、気鋭の研究者達が、我が国のアイスコア研究の成果を分かりやすくまとめた最初の書物である。 【はじめに】より  温故知新。地球環境の将来を予測する上で、古気候古環境の情報は、極めて重要である。人工衛星を含む観測技術や観測網の発展、観測データの集積と活用、スーパーコンピューターを用いた数値予測の進展は、地球環境の将来を予測する上で重要な役割を果たしている。しかし。気象や海洋などの観測が地球規模で実施され、そのデータが蓄積されているのは、せいぜい過去50年である。こうし……
本を出版したい方へ

成山堂書店のBLOG