本を読んでいますか?
本屋さんに行っていますか?
こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
船や魚、お天気、飛行機、鉄道などなどのちょっと難しい本から、
とっても難しい本までを発行しています。
この1年、SNSに夢中になり、スマホばかりを見ていました。しかし、ふと手にした本をきっかけに、読書熱が再燃。
鎌倉を舞台にした代書屋を営む文具店。主人公の心の内や、その周りに集う人々の情景が頭の中に浮かんでくるような文章に惹かれ、グイグイ読み進めてしまった。
これをきっかけに、「読書って楽しいな」って再び思うようになったわけです。
本が無くたって生きてはいけるけど、本を読むことで自分では体験したことないことを知ることができるし、言葉の言い回し、知らない言葉に出会えることもできる。
そうやって、自分の世界が広がっていくんだろうな。
1冊読み終えると、次は何を読もうか? それがまた楽しさでもある。今はAmazonをはじめとしたネットショップで簡単に買うことができるけど、それは目的の物がある場合。
ふらっと本屋さんに寄って、目的もなく棚を眺めていると、本に呼ばれるような感覚になる。そうやって手にした本がおもしろかったりもする。
SNSで友人が紹介している本はそのままAmazonで。自分で探したい場合は本屋さんへ。最近では、そういう使い方が増えてきた。
スマホを使って情報収集することも大事だけど、紙をめくって読むことで得られる知識や体験も同じく大事。
そんなことを考えていると、「やっぱり自分は出版人なんだ」って思う。この業界にいるからこそ、本から得られる楽しみを伝えていきたい。