当社は専門書を発行している出版社。海に関することを中心に、専門的な本を出しています。教科書や研究書、仕事に資格試験に必要な本です。
時々、言われることがあるんです、「専門書って高いよね〜」と。僕も本を買いに行き、専門的な内容の本を探すと、やっぱり高いんです。3,000円、4,000円するのは当たり前。そりゃ思います「高い!」って。でも、自分たちも専門書を発行しているので、その理由はわかります。
ページ数が多いのもそうですけど、その内容を本にするまでの過程であったり、書いてもらう先生の労力、読む人が限定されていることを考えると、どうしても高くなってしまうんです。
当社の営業マン、大杉がこのようなツイートをしたところ、
専門書ってよく「値段が高い!」って言われます。でもそれには訳があるんです。
きちんとしたものを出すために、専門家の方に書いていただき、それを編集担当がまとめる。間違いがあってはいけないので、労力と時間をかけているので、どうしても高くなるんです#成山堂書店は出版社です#専門書 pic.twitter.com/c1Dq7pKjaW
— 大杉たかし(すぐりゅん)超マニアック本を出してる出版社の営業マン (@suguryun) 2018年8月29日
とても反応がよかったんです。これを見た時に、きちんと伝えればわかってくれるんだなっていうこと。どういう理由で値段が高くなるのか、その理由を知っていればわかってもらえる。その本の価値を伝えることも、僕らの役割なんだなって思いました。つくって終わりではない。
1冊の本をつくるのに、早くても半年。1年〜2年くらいかかるものはたくさんあるんです。半年でできる本でも、その前段階で著者が労力をかけて書き上げているので、それを足すと、もっともっと時間がかかっています。
そして、編集者たちも、間違いがあってはならないので、細かくチェックをしていきます。ちょっとでも疑問に感じたことは調べたり、著者に確認して、一つひとつ丁寧に見ていきます。けっこう、根気がいる仕事なんですよ。しかも、専門的な内容で門外漢だったりすると、そりゃ眠くなることも・・・。
それでも、待っている人がいる、それを必要と思っている人がいることを考えると、情熱持って本をつくっていきます。そういう過程を経て、みなさんの元へお届けしています。
当社の本が、勉強、お仕事、研究などに役立つと、とっても嬉しいです。専門書ばかりですけど、読みやすい内容のものもあるんですよ。
鉄道、飛行機、生き物など、実用的なものもありますので、よかったらこちらから見てみてください。