貝の疑問50 みんなが知りたいシリーズ19


978-4-425-98421-3
著者名:日本貝類学会 編
ISBN:978-4-425-98421-3
発行年月日:2023/3/28
サイズ/頁数:四六判 234頁
在庫状況:在庫有り
価格¥1,980円(税込)
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貝とはどのような生きものなのか、どこに棲んでどのように繁殖するのか、人と貝はどのように関わってきたのかなど、様々な疑問を6つのセクションに分類し、貝の専門家がわかりやすく回答・解説します。


【はしがき】

あなたは,貝についてどんな記憶がありますか。私は小学生の時に,なぜ二枚貝はいるのに三枚貝や四枚貝はいないのかを考えて眠れなくなりました。中学生の時には図鑑でタカラガイやイモガイの美しさ,そしてアイドルの南沙織(現,写真家の篠山紀信夫人)に魅了され,高校入試に合格したら絶対沖縄に行くと決めました。それが実現したのは沖縄が本土復帰した2年後の1974年でした。宿泊したユースホステルの近くの真栄田岬から見たエメラルドグリーンの海,ハナビラダカラガイの質感,岩から剝がしたムラサキイガレイシの淡い紫色は今でも忘れられません。貝の美しさと不思議さに魅了され,私は貝の研究者になりました。貝には人生を変える力があります。
貝は地球上で昆虫に次いで種類が多く,世界各地に10万種以上が生息しているといわれています。空中以外,どこにでも生息しており,大きさもミリ単位の種から1 m以上のオオシャコガイまで多様です。池や沼にいるタニシ,木に登るカタツムリ,潮干狩りの主役のアサリ,深海のシロウリガイ,南極海で泳ぐミジンウキマイマイ,最近人気のウミウシ,おいしいスルメイカやマダコも貝の仲間です。生息域はもちろん,形,色,模様,大きさなどが多様であることも貝の特徴です。貝は日本では3,000 年以上前の縄文時代からヒトの食料になり,正倉院には貝殻を貼りつけた螺らでん鈿細工を施した宝物が収められています。真珠は貝という「生物」がつくった宝石です。アジ
ア,アフリカ,アメリカなどでは貝はお金(貝貨)や装飾品としても使われました。現代では,ホタテガイやカキ(牡蠣)の貝殻はリサイクルされ,石灰肥料や塗り壁材として知らないうちに私たちの生活に入り込んでいます。
貝とは何か,その生物学的特徴を最新の知見をもとに示すとともに,これまでの,そしてこれからの貝と私たちの関わりについて「50 の疑問」としてまとめたのが本書です。貝に魅了され,貝中心の生活を送る20 代から90 代の執筆者が,あなたに伝えたい貝のことを全力で書きました。どうぞ,あなたもしばし「貝ワールド」に浸ってみてください。ほんの少しだけ人生が変わるかもしれません。

2023年3月
日本貝類学会会長
東邦大学理学部教授 大越 健嗣

【目次】

Section 1 貝の仲間たち Question 1
 貝はどんな特徴がある生物なのでしょうか?
Question 2
 イカやタコも貝の仲間って本当ですか?
Question 3
 オウムガイやアンモナイトも貝ですか?
 アンモナイトが先祖でオウムガイが子孫ですか?
Question 4
 名前に「カイ」と付くけど貝の仲間ではないものもいるの?
 シャミセンガイやホウズキガイは貝ではないの?
Question 5
 フジツボやカメノテは貝の仲間じゃないって本当ですか?
Question 6
 貝の仲間は,世界と日本にどのくらいいますか?
Question 7
 面白い,珍しい貝の名前はありますか?

Section 2 形, 模様, 大きさの不思議 Question 8
 世界最大の貝,最小の貝は何ですか?
Question 9
 二枚貝に前と後ろ,右と左はあるのですか?
Question 10
 アサリはなぜあんなに多様な模様があるのですか?
Question 11
 巻貝は右巻? 左巻? どのように進化してきたのですか?
Question 12
 貝殻は脱げるのですか?
 カタツムリが殻を脱ぐとナメクジになるのでしょうか?
Question 13
 軟体部が残った貝の化石はありますか?
Question 14
 貝はなぜ「ぬるぬる」しているのですか?
Question 15
 生物界最強の歯をもつ貝とは?

Section 3 貝の生存戦略 Question 16
 貝の寿命はどのくらいですか?
Question 17
 貝はオスとメスに分かれているのですか?
Question 18
 貝は何を食べているのですか?
Question 19
 飛ぶ貝,泳ぐ貝はいますか?
Question 20
 光る貝はいますか?
Question 21
 寄生貝と寄生虫はどう違うのですか?

Section 4 貝たちの多様な棲み場所と生き方 Question 22
 どんな種類のカタツムリがいますか?
Question 23
 カタツムリは梅雨の時期以外,どこで何をしているのですか?
Question 24
 川や池や湖にも貝は棲んでいるのですか?
Question 25
 二枚貝がいないと繁殖できない魚がいるって本当ですか?
Question 26
 海には分布の広い貝も狭い貝もいますが,なぜですか?
Question 27
 深海にも貝は棲んでいますか?
Question 28
 穴があいている貝を見つけますが,なぜ穴があいているのですか?
Question 29
 木に穴をあける貝がいると聞きましたが,どんな貝ですか?
Question 30
 ウミウシも貝? どうすれば観察できるのですか?
Question 31
 クリオネも貝? 絶滅の危機? どうすれば観察できるのですか?

Section 5 食用と意外な利用法 Question 32
 縄文時代にはどのような貝が食べられていたのですか?
Question 33
 磯にいる貝はすべて食べられますか? 自由に採集して良いのですか?
Question 34
 養殖されている貝はありますか?
Question 35
 寿司ネタに利用される貝にはどのような種類がありますか?
Question 36
 牡蠣やしじみは健康に良いといわれていますが,どのような成分が含まれていますか?
Question 37
 どのような種類の貝にどんな毒がありますか?
Question 38
 貝殻がお金の代わりに用いられていたって本当ですか?
Question 39
 貝から染料が取れるのですか?
Question 40
 貝が水をきれいにするのはなぜですか?
Question 41
 貝殻はアートとしても利用されているのですか?

Section 6 貝をよく知り保護しよう Question 42
 絶滅危惧種の貝はいるのですか?
Question 43
 貝の外来種は増えているのでしょうか?
Question 44
 貝が密航するのは本当ですか?
Question 45
 地震・津波は貝にどんな影響を与えるのですか?
Question 46
 地球温暖化や海の酸性化が進むと貝はどうなるのですか?
Question 47
 貝を見つけやすい場所はありますか?
Question 48
 貝の採集や観察に役立つ道具はありますか?
Question 49
 貝類の標本の作り方を教えてください。
Question 50
 貝博士になるにはどうしたらいいですか?



この書籍の解説

海辺を歩くと、貝殻が落ちています。珍しい形の巻貝などが見つかると嬉しくなりますが、実は昨日の夕食のパスタに入っていたアサリの殻も、よく見ると様々な模様があってなかなか見ごたえがあります。この模様は何で決まるのでしょう?海辺のお宿や海鮮料理店で旬の時期に奮発すれば、おいしいサザエやアワビが食べられます。そういえば巻貝の巻く方向は決まっているのだろうか?アワビは巻いていないけど、何貝と呼ばれるのかな?そうしたちょっとした疑問を感じたことはないでしょうか。
人間は古くから、貝類を様々な形で利用してきました。食用や装飾品はもちろん、お金として使っていたこともあります。人間に身近なのも当然で、貝類は地球上に10万種以上も生息していて、昆虫に次ぐ種類の多さを誇ります。生息域も暮らしぶりも様々で、深海から陸上まで、空中以外のすべての場所に貝類は生息しています。
ところで、「貝の定義」って何でしょう?貝殻があること?実はそうではなく、「軟体動物門に属する動物」なのです。それでは軟体動物ってどんな生きものなの?
今回ご紹介する『貝の疑問50』は、身近な割に意外と知らない貝についての様々な知識を、専門家がQ&Aで解説します。もちろん軟体動物の詳しい説明も入っていますよ。貝の種類(あんな生きものも貝の仲間だった!)、貝の生きざまや生存戦略、食用をはじめとした人間との関係、貝類の保護といった様々な観点から、貝類の姿に迫ります。
食べるのが好きな人も、眺めるのが好きな人も、貝の様々な姿を知ってみませんか?

この記事の著者

スタッフM:読書が好きなことはもちろん、読んだ本を要約することも趣味の一つ。趣味が講じて、コラムの担当に。

『貝の疑問50 みんなが知りたいシリーズ19』はこんな方におすすめ!

  • 水生生物が好きな方
  • 食べ物としての貝が好きな方
  • 貝殻を集めたり、標本をつくったりしたい方

『貝の疑問50 みんなが知りたいシリーズ19』から抜粋して3つご紹介

『貝の疑問50』からいくつか抜粋してご紹介します。地球上に10万種以上が生息し、昆虫に次いで種類の多い貝類。貝殻を背負っていれば貝?貝は必ず水の中に棲んでいる?食用や貨幣として用いられ、人間とも古い付き合いの貝類についての様々な疑問に、専門家たちが答えます。

貝はなぜ「ぬるぬる」しているのですか?

貝は体から粘り気の強い液体(粘液)を分泌しています。粘液の 80~90%は海水、残りはタンパク質や糖で、このタンパク質や糖がぬるぬるの原因です。粘液は貝が生活する上で様々な役割を担っています。

《軟らかい体の保護》
貝の貝殻の中身は、とても軟らかく傷つきやすい「軟体部」です。軟体部は表面から分泌される粘液によって守られています。 粘液は水分の蒸発と乾燥を防ぎ、衝撃や細菌感染から守ってくれます。

《接着剤のような働き》
二枚貝の多くは、水中の動植物プランクトンなどを食べます。採食時も粘液を使って鰓の表面に餌をくっつけてまとめ、体の中に運びます。一緒に取り込んでしまった砂などのいらないものも、粘液でまとめて排出します。
オオヘビガイという固着性の巻貝は、口から出した粘液を網のように広げ、餌のプランクトンを回収して食べます。イガイ科に属する二枚貝は、足糸と呼ばれる繊維の先端に粘液を付けることで岩や石などにくっついています。タマキビ科の巻貝は乾燥しがちな磯の上の方に生息しています。そのため粘液を使って殻の一部分だけを岩にくっつけ、岩の表面に触れる面積を減らしています。

《捕食者撃退》
貝にとってヒトデは強敵です。カサガイの仲間は、ヒトデが近づくとヒトデを麻痺させる成分を含む粘液を出してヒトデを撃退するものがいます。

《「這う」という移動手段》
貝が這うためには粘液の分泌が必要不可欠です。貝が移動するとき、軟体部は波打っているように見えます。この時地面についている軟体部から分泌された粘液には力が加わります。その部分は地面と強固にくっつき、前に進むことができるのです。

《他個体や他種とのコミュニケーションツール》
岩や石に残った粘液には、這った個体の情報が含まれています。繁殖期にオスがメスの粘液の跡を追ったり、乾燥対策のために他個体の粘液を辿って集まったり、肉食の貝が餌となる貝の粘液跡を追ったりします。いつも同じ場所にいる貝は、一度そこを離れても、自分のつけた粘液の跡をたどって戻るという説があります。この粘液は1カ月程度残っているという報告があります。

《肥料にもなる》
粘液には微細藻類がつきやすいといわれています。 粘液に含まれるタンパク質や糖は、海藻にとって肥料のような働きをしており、海藻が大きくなる手助けをしている可能性もあります。

カタツムリの這ったあとはかなりくっきりと残りますよね。海や川の貝も、そのような粘液を分泌しています。この項に出てくる「タマキビ」という貝は、磯の岩の上に仲間同士寄り集まって暮らしているのが見られます。しばらく見ていると波を避けて岩の上へ向かっているように感じることがあります。貝なのに、水が嫌いなのでしょうか?

飛ぶ貝、泳ぐ貝はいますか?

《飛ぶ貝》
貝の中には飛ぶものはいませんが、水鳥に付着したりして結果的に生息地を空中移動するものはいます。同じ軟体動物でいえば、トビイカという名のイカは、漏斗から勢いよく水を吹き出して海面すれすれをグライダーのように数十メートル飛ぶことができます。

《泳ぐ貝》
多くの貝類は貝殻が重くて泳げませんが、トロコフォア期やベリジャー期という幼生時代は泳いでいます。しかし、殻が極端に軽量化または退化して一生海の中を泳いでいる貝もいます。
1つは「異足類」と呼ばれるグループです。代表はゾウクラゲです。殻は薄くて軽く、体に対して小さく退化しています。足は1枚の鰭と長い尾に変形して、これらを打ち振って腹側を上にして海面近くを泳ぎます。

近縁のハダカゾウクラゲ科は、殻は全く無くなっています。ゾウクラゲよりもっと細身で、魚と同じくらい自由に泳ぎ回ります。透明な体をもち、内臓器官も神経系もすべて透けて見えます。
異足類中、小型で多様性に富んでいるのはクチキレウキガイ科で、日本近海では十数種知られています。

泳ぐ貝の代表は「翼足類」です。足が蝶の翅のように変形していて、一生泳いで暮らします。クリオネとして知られているハダカカメガイもこの仲間です。成体は殻を持っていません。
薄くて軽い殻をもっているミジンウキマイマイやウキビシやカメガイの仲間(有殻類)も、生きている限り泳ぎ続けなければなりません。ゼラチンでできたような殻をもつカンテンカメガイなどの翼足類(擬有殻類)も数種知られていますが、日本近海のものは詳しく研究されていません。

このほかウミウシの仲間には浮かんで暮らしているものがいます。ウミウシ類は普段海底を這っているのに突然泳ぎ出す「臨時遊泳性」の種類が結構います。
普段は海底の砂泥底を這っているのに、気まぐれに泳ぎ出す貝もいます。オヨギシタダミやクチキレエビス類などがそうです。殻が薄くて軽いものに限られていますが、遊泳は突発的で異足類や翼足類のように生涯泳ぎ続けるわけではありません。

「泳ぐ貝」といってイメージするのは、動物番組でよく面白おかしく紹介されている「必死に逃げるホタテガイ」です。結構なスピードが出るので驚きますが、これも必要に迫られての突発的な泳ぎなのでしょう。また、淡水の巻貝で水面の裏側を這っているシーンもよく見ますが、あれも泳ぐのとは少し違いますね。

どのような種類の貝にどんな毒がありますか?

巻貝にも二枚貝にも様々な種類の毒をもつ貝がいます。 硬い殻の上に毒まで使って身を守ろうとしているのでしょうか?

《海のスナイパー》
毒をもつ巻貝の代表は、イモガイです。イモガイ類は熱帯のサンゴ礁域を中心に世界に500種以上生息する巻貝で、餌によって魚食性、貝食性、虫食性に分けられます。
その捕食のしかたにイモガイが毒をもつ秘密があります。イモガイの吻は、先端に矢舌という歯が変化した管状の針を備えています。餌を感知すると吻を獲物に向けて伸ばし、吻の先が獲物に触れると矢舌が打ち込まれ、毒を注入します。獲物が麻痺してしまうと、吻鞘を大きく広げて包み込みます。イモガイは矢舌に体内(毒球)で作った毒を充填し、捕食に使っているのです。
毒成分としてよく知られているのは、コノトキシンというペプチド性(複数のアミノ酸が連なったもの)の混合物で構成される神経毒です。これらは生物の情報伝達経路に作用して麻痺や呼吸困難を引き起こします。それらの毒は特異な作用機序を示すことから鎮痛薬の成分として応用が期待されるなど、イモガイ毒は危険な一方で裏を返せば薬の宝庫ともいわれています。

《貝毒とは?》
自ら毒を作るのではなく、餌と一緒に毒を取り込んでいる貝もいて、貝毒と呼ばれています。
貝の見た目ではわからない上に、熱にも強く、微量で毒化してしまいます。有毒微細藻類という海を漂う植物プランクトンをアサリやカキなどの二枚貝が吸い込み、鰓でこしとって餌とするろ過性摂食をすることで毒化が起こります。

毒の成分は様々で、アザスピロ酸は生死に関わる麻痺性貝毒を、オカダ酸は下痢性貝毒を引き起こし、海外では脳の海馬に作用する記憶喪失性貝毒なども報告されています。
貝毒の発生は日本各地で報告されていますが、お店に並んでいるものは自治体がチェックしているので、安心して食べてください。
同じ軟体動物であるタコにも毒があり、捕食のためにかみついて獲物を麻痺させるため咬毒といいます。ヒョウモンダコにはテトロドトキシンがあり、大変危険です。同じ毒をもつスベスベマンジュウガニも有名ですね。

貝を食べたら記憶喪失に!?どんな毒なのか、どんな貝に含まれていたのか、ちょっとドキドキしませんか。この話の真相は、当社刊『新・海洋動物の毒』に詳しく書かれています。レストランでよくお目にかかるあの貝が、カナダのとある地域を大混乱に陥れた主役でした。

『貝の疑問50 みんなが知りたいシリーズ19』内容紹介まとめ

貝は空中以外、地球上のどこにでも生息しています。大きさもミリ単位から1m以上と幅広く、生息域はもちろん、形や色、模様や大きさも多彩です。食用や装飾用など、人間との関わりも深い貝類を、種類・模様や生態と生存戦略、食用をはじめとした人間との関係について専門家がQ&Aで解説しました。こんな仲間がいるの?こんなところで暮らしているの?こんな風に利用されていたの、等、目から鱗ならぬ貝殻が落ちそうな知識がいっぱい!

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本書でも「実は貝の仲間」として紹介されているタコ。日本人には食材やキャラクターとして身近な生きものです。近年はドキュメンタリー等で、寿命の短さや賢さが注目されています。そんなタコの基礎知識と生態、賢さと社会性の秘密や人間との関係を解説します。


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