タコのはなし ー その意外な素顔 ー


978-4-425-95671-5
著者名:池田 譲 著
ISBN:978-4-425-95671-5
発行年月日:2022/11/18
サイズ/頁数:A5判 226頁
在庫状況:在庫有り
価格¥2,420円(税込)
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タコは、私たち日本人には食材としても身近でありながら、その生態はあまり知られていません。本書は、頭足類の太古からの進化の過程、彼らの獲物の捕獲方法や社会性を持つ暮らしのようす、3歳児並みの知能を持つといわれる脳の秘密、8本の腕の役割までを余すところなく解説しています。イカタコ研究の第一人者、池田譲先生が謎に包まれたタコの神秘の世界を紐解きます。



【まえがき】

昭和46年というから古い話だ。
それは『帰ってきたウルトラマン』が放映された年。ウルトラマンは当時の子どもたちにとって圧倒的なヒーローであり憧れであった。
初代のウルトラマンがM78星雲に戻った後に、悪の怪獣と戦うために地球へとやってきた戦士が、帰ってきたウルトラマンだ。初代と同じく、全身が艶つやのない銀色で、そこに太い赤のラインが入っていた。
帰ってきたウルトラマンに対たいじ峙する怪獣の一つがオイル怪獣タッコングである。身長45メートル、体重2万3千トンの巨漢。その名の通りタコが変じた怪獣だ。体はまん丸で、そこから短めの首と頭、2本の腕と脚、そして1本の尾が出ている。好物はオイルで、海底の石油パイプラインを食いちぎり、陸上の石油コンビナートを襲い、漏れ出た石油を食べてしまう。人類に甚大な被害をもたらす厄介者である。
昭和40年代から50年代を小学生として過ごした私にとって、タッコングは〝タコ〟という生き物を強く印象付ける存在ではあったものの、他の凶暴な、あるいは派手な怪獣とは異なり、少し弱めでやや地味な怪獣との印象を与えるものであった。以来、タコを脳裏に描くと、東京湾に仁王立ちするタッコングの映像や、小学生の間で大流行であったプラスチック製のタッコング人形が、一緒に頭に浮かんで来てしまうのである。そんな思い出と相まって、タコは私の中では特に目立つ存在ではなく、むしろマイナーで、強いのか、弱いのか、よく分からないウルトラ怪獣の一つと重なる存在であった。
昭和も終わろうという時に、私は怒涛の受験期間を経て水産学を専攻する大学生となった。水産学の世界に入ってみると、タコを研究する専門家は少なかった。日本水産学会という、わが国でも有数の巨大学会に出向いてみてもタコに関する演題はほとんどなかった。
水産学の花形は魚である。ウナギ、サケ、マグロ……。食の面でも学術の面でも注目されるスターたちがたくさんいる。魚の他に目を転じても、目立つといえばエビやカニ。あるいは、殻を固く閉じた貝が水産学の常連だった。こうした中で、私にとってタコは相変わらずマイナーな存在に過ぎなかった。
しかし、タコは国民的に認知された存在である。確かに、タッコングをはじめとして、マンガなどで描かれるのは滑稽なキャラクターであるが、それは同時に人々の目に触れる機会が多いことを表してもいる。お弁当に欠かせないウインナーはタコの形になっているし、大阪発祥のたこ焼きは大衆的な食べ物であり、知らない人はいない。ただ、そのタコがどのような生き物であるのかを知る人は少ない。
そもそもタコは何の仲間なのか、どのように成長するのか、どこに暮らしているのか、どのくらいの種類がいるのか。このようなことに即答できる人は多くはないだろう。つまり、タコの生物としての顔は存外知られていないのだ。その意外な素顔に、私は大学院に進学してから接することとなった。
私は大学院でイカを研究し始めた。イカはタコの親戚で、こちらもタコと同様に日本人にはよく知られた動物であり食材だが、その生物像には謎が多い。スルメイカという、日本人が最も多く食べているイカを主題として生殖生物学を進め、私はイカ博士となった。その後、イカの研究を進める中でタコにも目を向けるようになると、両者が実は似て非なる面を持つことを知り、タコの素顔を少しずつ知るところとなった。それは、タッコングから受けた印象を大きく変貌させるものであった。そして、二〇〇三年に沖縄に研究拠点を移して熱帯の海を身近にし、それまで見たこともない種類のタコと出会うにつけ、もっとタコについて知らねばという思いを強くしていった。
本書は、身近であるにも関わらず、生物としての実像が謎に包まれているタコについて語る書である。これまでに得られているタコの生物像についての既往の知見を整理して紹介するとともに、私が琉球大学の研究室で進めているタコ研究のホットな成果についても随時織り込んで語っていく。このような語りの試みを、「タコのはなし」と表して、本書のタイトルとした。
まずは、第1章でタコの氏うじすじょう素性を覗くところから旅を始めよう。

池田 譲

【目次】

第1章 タコを知る  生物の分類と階層
 進化
 かたち 
 感覚 
 視覚 
 体色変化 
 聴覚 
 触覚と味覚 
  コラム 平衡石と函館山 

第2章 タコの一生  誕生 
 旅 
 食膳 
 逢瀬 
 産む 
  コラム 壺屋焼とタコ

第3章 タコの知性と社会  学習と記憶 
 道具を使う 
 腕で意思決定 
 感覚世界 
 単独性と社会性 
 環境エンリッチメント 
 社会性の神経基盤
  コラム タコとイタリア紳士 

第4章 タコと人  タコを獲る民 
 養殖への挑戦 
 タコ学の源流 
 タコの文化私感 
  コラム 海の主



この書籍の解説

数年前、ネット配信で『オクトパスの神秘 海の賢者は語る』というドキュメンタリーを観ました。映像作家が海である雌のタコに出会い、その生活を見つめる中で、友情とも呼べるような親密な絆を作っていきます。人間に興味を示す様子、巧みな狩り、敵から逃れる方法、卵を守り切って力尽きた姿など、副題通りの「海の賢者」という姿が鮮やかに記録されていました。
水族館では隠れ家の中や壁に貼りついてじっとしている姿をよく見ますが、ヒツジやヤギを思わせる眠たげな長方形の目は、人間たちを観察しているようでもあります。聞いた話では、実際タコは人をよく見ていて、好きでない人間が寄ってくるとその人にだけ的確に墨を吐きかけたりするそうです。
このように賢いタコですが、私たちは食卓でもお世話になっています。ミズダコやマダコ、イイダコが日本で漁獲される他、外国の漁場で水揚げされたタコが日本へやってきます。漁獲量の減少から、養殖も試みられています。
人とはまったく違う姿の、賢くしかも美味しい海洋生物。タコはつまるところ、どんな生きものなのでしょう?今回ご紹介する『タコのはなし』は、タコに魅せられて研究を続けてきた著者が、これまで知られてきたタコの知識や、最新の研究内容をわかりやすく伝えるとともに、あまり一般には知られてこなかった社会性や人間との関わりについて解説します。
縄張りに侵入したダイバーに激怒して殴りかかり、陸上まで追いかけてくるタコ、人が惑わされる麻薬をタコに盛ってみたらどうなる?など、意外なエピソードが満載です。食卓や水族館で出会うユーモラスな姿の奥底に、意外な素顔が見えてくるかもしれませんよ。

この記事の著者

スタッフM:読書が好きなことはもちろん、読んだ本を要約することも趣味の一つ。趣味が講じて、コラムの担当に。

『タコのはなし ー その意外な素顔 ー』はこんな方におすすめ!

  • 水生動物が好きな方
  • 水族館によく行く方
  • 海洋生物学を学ぼうとする人

『タコのはなし ー その意外な素顔 ー』から抜粋して3つご紹介

『タコのはなし』から幾つか抜粋してご紹介します。食卓で、水族館で、キャラクターとしてよく目にするタコ。最近はドキュメンタリーなどでその生態が少しずつ明らかになり、卵を守る様子や賢さが注目されてきています。イカから頭足類研究の道に入り、次第にタコに魅せられた著者が、今まで明らかにされてこなかったタコの素顔を解説します。

タコの聴覚

頭足類の聴覚については、昔から議論がありました。海中でのタコを観察していると、聴こえているようにも、いないようにも見えるのです。しかし、聴覚を調べる科学的手法が導入され、タコもイカも聴覚をもつことが今では明らかになっています。

海洋生物の中には、人間と同じように聴覚をもつものがいます。頭足類の可聴域は1~1000ヘルツで、風や波、船のスクリュー音なども聴くことができます。これは、魚類やウミガメの可聴域と似ています。

頭足類の可聴域は、種間で似ているものと異なっているものがあります。アオリイカとチチュウカイマダコの可聴域、アメリカケンサキイカとイイダコの可聴域はそれぞれ似ています。
同じ種でも、報告された可聴域が違ってきてしまうことがあります。頭足類の聴覚の調べ方が複数あるので、報告される可聴域が異なることがあるのです。行動を観察して可聴域を判定する(行動)、聴覚器官である平衡胞から神経細胞の活動電位を測定して可聴域を判定する(神経活動)、呼吸量を指標に可聴域を判定する(生理反応)という3つの計測方法です。

生理反応の調べ方は、次のようなものです。タコが呼吸するためには水を外套膜の内側(外套腔)に流入させ、鰓を通じて海水中の酸素を取り込み、取り入れた海水を漏斗から外に出します。この際外套膜が膨らんだり萎んだりする点に注目して、そこから相対的な呼吸量を計測します。それが音に反応して変化することから、タコが聴く音を突き止めることができるのです。

神経活動を調べる際に注目する平衡胞は、胞軟骨でできた袋です。この中に平衡石という生体鉱物が入っており、平衡胞の内壁には有毛細胞が分布しています。そのため、音に呼応した平衡石の動きを有毛細胞が感知して、聴覚情報が脳に伝達されるのです。イイダコの平衡石を人為的に摘出した場合と何もしなかった場合で、特定の音に対するタコの反応を調べた結果、前者で音に対する反応がなくなることから、平衡胞が聴覚器官として機能していることが明らかになりました。

聴覚は、音から情報を得るためにあるといえます。わかりやすい例は、私たち人間が話し、それを耳で聞くという音声コミュニケーションです。音声コミュニケーションを行う動物に共通するのは、聴覚器官とともに発声器官をもち、これら二つがセットになっているということです。しかし、タコにもイカにも発声器官はありません。聴覚だけをもつことにはたしてメリットがあるのでしょうか。

実は、タコやイカの他にも、自身は声を発しないが音は聴くことができる動物がいます。マダガスカル島に生息するイグアナの仲間は、声は出しませんが聴覚をもち、捕食者の探知に利用しています。イグアナの天敵は猛禽類やヘビですが、これらは小鳥にとっても天敵です。イグアナは小鳥が仲間に敵の接近を知らせるときの鳴き声を「盗聴」し、危険を察知しているのです。

捕食者から逃れることは動物にとって非常に重要です。そのために聴覚が保有されていても、不思議なことではありません。海中でも、捕食者からは様々な音が発せられています。イルカの発するクリック音や、歯をもつ魚類が歯を擦り合わせる音などです。

タコやイカが聴覚を何に用いているかはまだ解き明かされていませんが、イグアナと同じように捕食者を探知するために使っている可能性は大いにあると考えられます。

タコにはいわゆる耳はありませんが、頭部の軟骨の中にある「平衡胞」を使って音を聴いています。何となく皮膚で振動をキャッチしているのかなと思っていたのですが、きちんと聴覚器官があったのですね。ちなみに、魚の耳石からは年齢を調べられますが、タコの平衡石から年齢を知ることはできないそうです(理由は本書に書いてあります)。

タコの旅

タコは海底を這って暮らすというイメージがあります。いわゆる地着きと呼ばれる、限定された生活圏の中で生涯を送るというものです。沿岸を住処とする海洋動物に多く見られます。対象的なのが、成長段階に伴い生活場所を移動するもので、渡りや回遊として知られます。こちらも海洋動物には広く見られる特性です。

日本沿岸に暮らすマダコには、地着きと渡り両方の生活スタイルが知られています。渡りについては、東北沿岸から関東沿岸への北→南方向の移動が古くから認識されています。東日本沿岸のマダコの生活スタイルは、海流の影響を受けて形作られています。日本の東岸には北へ向かう黒潮と、南に向かう親潮が流れています。東日本沿岸では、マダコは関東の外房で産卵します。外房は黒潮の流路に当たります。

生まれたてのタコの稚仔は遊泳力がなく、水中を漂っています。稚仔は、外房の産卵場から黒潮と黒潮から派生した北上暖流により、北へと運ばれます。この過程で、暖水から生じる西向きの流れ、西流の働きにより、浮遊している稚仔は常磐から三陸にかけての沿岸域に分散し、着底してそれぞれの地域で成長します。つまり、これらの海域がタコの生育場となるのです。やがて性成熟が進むと、外房に至って産卵します。このような生活スタイルを示すものが渡りダコです。

黒潮の流路は年により変化するので、塩屋崎を離れ、東流する年もあります。この場合は外房沿岸で孵化したマダコの稚仔は北へ運ばれることなく、そのまま産卵場に加入して着底します。産卵場が生育場にもなり、タコはそこで成長し産卵期を迎えます。これが地着きタコです。渡りダコは春から初夏に産卵する群、地着きタコは秋に産卵する群であることが知られています。地着き群は、外房南部の天津沿岸に限定されて存在します。

渡りと地着きという現象は、瀬戸内海でも見られます。稚仔の間に浮遊期をもつというタコの特徴が生み出しているともいえます。日本のマダコの渡りは産卵に関係した回遊と考えられますが、似たような行動特性はスルメイカなど頭足類の他のグループにも見られます。

渡りについて興味深いところでは、北海道から東北沿岸に生息するミズダコは、津軽海峡を渡ります。標識再捕試験によって、ミズダコの成体は津軽海峡を青森から北海道へ、逆に北海道から青森へと渡ることが明らかとなりました。海峡を渡ることなく一ヶ所に留まる個体もいることがわかっていますが、津軽海峡という潮の流れが早い海峡を渡る理由はよくわかっていません。

ミズダコの移動については、アラスカ近海でも調べられています。バイオロギングの手法を用いてミズダコの行動を長期にわたり追跡したのです。若いミズダコを対象に、アラスカ中部のグリーン島近くの海を調査海域として調査が実施されました。この調査で見られた最長の移動距離は4.8キロでした。ミズダコの行動圏は小型の個体で4300平方メートル、大型の個体で5万平方メートルと推測できます。

実のところ、孵化してから産卵に至るまでの間、タコがどこでどのような生活を送っているのか、その生態については謎が多く、まだよくわかっていません。タコは隠れるのが非常に巧みで、行動を追跡するのが難しいのです。若齢期から亜成体期、そして成体期に至る中でタコがどのような時間を過ごすのかは、今も探求が進められる課題です。

タコは生まれた場所の周辺で一生を送ると思っていましたが、移動する個体もいるのですね。タコにはまだまだ謎が多いのですが、特に難しいのは稚仔の調査です。成長したタコは住処や狩りの模様が記録されていますが、稚仔については何を食べているのかさえもまだよく分からない点が多いのです。

単独性と社会性

タコを捕まえるのに、壺を用いることがあります。海底に仕掛けられた蛸壺1個に、タコが1尾だけ入ってきます。これは夕コの特性に合わせた漁法です。動物の中には、同種個体と集団を作るものと、繁殖期などの特定時期を除いては同種個体とは距離を置く単独性の動物がいます。タコは単独性の動物です。

海底に暮らすタコは、基本的に1匹で行動します。水槽でタコを飼育してみると、単独性の特性がよくわかります。複数で飼っても、仲間と接触しようとはしないのです。しかし、そのイメージを変える事例が近年になって報告されました。シドニー付近のジャーヴィス湾海底で、シドニーダコという種が、狭いエリアに密集して生息する場所が発見されたのです。その場所には、オクトポリスという名がつけられました。

オクトポリスに新規の個体が入ってくると、元々そこにいた個体が威嚇したり、追い払おうとしたりします。しかし、顔見知りには威嚇行動を行いません。見知らぬ個体は追い散らし、見知った個体同士は受容しているようなのです。

見知らぬ同族への威嚇は、同種個体同士の間で展開される社会的行動の一つです。また狭いエリアに同種のタコが生息していることは、お互いを受容している社会性の現れと見ることができます。
この研究以前にも、パナマ沿岸の海底に暮らす「道化師ダコ」と呼ばれるタコの例が知られています。1メートル間隔で位置する海底の狭いエリアに点在する巣穴で40個体ほどが暮らしており、一つの巣穴を2個体が一緒に使う行動も観察されています。

これらのタコには、同種同士が近接し相互作用し合うという社会性が見られます。従来のタコのイメージを作った研究は、マダコやミズダコという観察しやすい特定種の例をもとにしたものだったので、社会性について見落としていた可能性があります。またタコの生物学的研究は、もっぱら学習などの知的側面に注目してきました。このことも、社会性が注目されなかった遠因かもしれません。

タコの社会性において注目すべき例が、他にもあります。沖縄の海に棲むソデフリダコという小型のタコを複数水槽で飼育したところ、同種同士が密着する様子が見られたのです。この行動は野生でも行われ、雌雄も関係ありません。ソデフリダコは同種に対する嗜好性が強いようなのです。またソデフリダコは、ビデオ撮影された同種の映像に対しても、腕を伸ばすなどの反応を示しました。巣の共有も確認されています。

一連のソデフリダコの行動は、同種を許容する程度が高いということです。これは社会的許容性というもので、動物の社会性を考える上で一つの指標となります。巣の共有またはそれと近い現象が、マダコ属の複数の種のタコでも観察されています。ある条件下で、かなり近接した状態で同じ空間にいるという状態が見られたのです。非社会的な種と位置づけられてきたマダコが、同種同士で巣を近接して利用する場合があるということは、二つの可能性を示唆しています。

一つは、非社会性の動物であっても、近接した状態で巣を利用するということがあり、巣の利用という点については例外的に同種個体を許容するという可能性です。もう一つは、非社会性と考えられてきたタコについても、実は同種を受け入れる許容性があり、潜在的には社会性があるという可能性です。

そのように考えると、前に紹介したソデフリダコに見られた巣の共有という行動も社会的許容性の現れなのか、その中でもやや例外的な事象なのか、あるいはストレートに社会性を現すものなのか、少し慎重に検討する必要があるでしょう。

水族館のタコの展示は、大体個室サイズの水槽に、大きなタコが1匹、その隠れ家と一緒に展示されているというのが多いと思います。タコにはなんとなく孤独なイメージがありますね。しかし、タコも同種の仲間とコミュニケーションをとることがあるようです。「オクトポリス」の論文の共著者の一人は、日本でもベストセラーになった『タコの心身問題』(みすず書房)の著者でもあります。大変面白い本で、この本が日本人のタコへの関心を高めることに一役買ったと思います。

『タコのはなし ー その意外な素顔 ー』内容紹介まとめ

様々に親しまれながら、その生態には謎が多かったタコ。その進化の過程、生態と一生、意外なほどの賢さと社会性について、最新の研究も含めて解説します。最後に漁や食卓、文化としてのタコといった人間との関わりについても紹介。タコがぐっと身近に思えるようになる一冊です。

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カテゴリー:水産 
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