昔、仕事がうまくいっていない時に友人に言われた言葉。
「お前は気分の浮き沈みが激しいから、一定に保つようにしてみたらどうだ?」
当時、喜怒哀楽が激しかった自分。
この言葉をきっかけに、
気持ちを安定させることを心掛けた。
そしたら面白いことに、
仕事がうまくいきはじめた。
を読んで、ふと当時のことを思い出した。
世間ではよく、
モチベーションを高くしろ〜!
なんていうかけ声をよく聞くが、
本当にそうなのだろうか?
常にモチベーション高くしている必要があるのだろうか?
そういった人を見ると、
「無理してるんだろうな」
と思ってしまう。
この本の中では、
常にモチベーションを高くする必要はないということを説いている。
あまりにも高い目標をかかげ、
それを達成できなかったときのモチベーションダウンや、
それによる自信喪失。
「もう、だめだ〜」という諦め。
そんなことよりも、
いま自分ができることを積み上げて、
それを自信につなげていき、
自然とモチベーションを高めることをすすめている。
こんなことが書いてある。
モチベーションとテンションの違い。
モチベーションとは持続するもの。
テンションは一瞬のもの。
「ダイエットのために、明日から毎朝走るぞ!」
と意気込むものの、
翌朝になってみると一気にダウン。
これがテンション。
ダイエットはやってはみるものの、
続かない人が多いと聞く。
僕もその1人。
みんな無理な目標を掲げ、
途中で挫折するのがほとんど。
だったらできることを掲げればいい。
毎朝走るのは無理でも、
エスカレーターを使うのではなく、
階段を使うことはできるはず。
毎日腹筋を100回やるのは難しいけど、
5回ならできるはず。
テンションはあがるけど、モチベーションはあがらず、
持続できないということにつながる。
なにかやろうとしても、
無理な目標を掲げる必要はなく、
できることからコツコツと積み上げればいいだけ。
「モチベーションを高くしよう!」
なんていう無理なことはやめて、
ありのままの自分で進んでいけば、
すべては上手くいくと思うし、
人生が楽しめるはず。
■赤ペンチェック
「やるべきことはまず、周りが望む目標のらいんではなく、自分が確実に達成できるところにOKラインを設定することです」
「重要なのは、自分にとって何ができないことなのかを受け入れたうえで、OKラインを『確実にできること』かつ、『それを満たすことで「できた!」という自己肯定感を持てるギリギリのところ』に設定しておくことです」
「どんなに一生懸命に陰の努力をしても、現場でパフォーマンスが発揮できなければ、やはり仕事では評価されないのです。だとしたら、むしろ努力は楽しめるぐらいの量にして『本番でどう結果を出すか』に集中したほうが、結果も望めるのです」
「他社の評価に焦点を当てず、『ありのままの自分』をキッチリ100パーセント出すことを目指すべきではないでしょうか?」
「自分の本当の感情に気づく」
「人はともすると『できなかったこと』ばかり鮮明に記憶し、『できたこと』を忘れてしまいます。その『できたこと』をより段階的に理解するためにも、『目標達成できそう度』を把握することは重要なのです」
「『絶対にできる』と自分に言い聞かせることをやめる」
「迷った時こそ、本来の目的を振り返る」