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運輸安全マネジメント制度の解説ー基本的な考え方とポイントがわかる本ー

「運輸安全マネジメント制度」が作られた契機は、平成17(2005)年に福知山線脱線事故を始めとする様々な運輸関係の事故が頻発し、「ヒューマンエラー」を要因とすると指摘されたことにあります。ここから、鉄道、自動車(トラック・バス・タクシー)、海運、航空の各運輸事業者自らが、経営トップから現場まで一丸となって安全管理体制を構築・改善し、国がその安全管理体制を評価する制度として始まりました。 本書は、「運輸の安全性の向上のための鉄道事業法等の一部を改正する法律(平成18年法律第19号)」により、平成18(2006)年10月日から、陸・海・空の運輸事業者に対し、輸送の安全の確保を目的に確立された「運輸安全マネジメント制度」について、また、平成29(2017)年月に改訂された「平成29年ガイドライン」について解説するものです 運輸事業者の経営トップ、安全統括管理者等の経営管理部門、現場の管理……

図解 海上衝突予防法 【11訂版】

カラー図解で一目瞭然、航海の常識を完全理解!! 法令解説を全面改訂 付録に英和対訳「1972年国際海上衝突予防規則」を新規収録。 海には船舶の衝突を防ぐため「海上衝突予防法」「海上交通安全法」「港則法」(海上交通三法)が定められています。 「海上衝突予防法」は、船舶交通の国際規則に準拠した国内法で、あらゆる船舶の航法や灯火・形象物、信号などを定めた法律です。 本書の特徴 ■海上衝突予防法を分かりやすいカラー図解で条文ごとに解説 ■船舶の航法、灯火・形象物、信号などを図示 初学者の方はもちろん、改めて学習し直したい方にもおすすめです。 【まえがき】 海洋は,古くから船舶の交通路として利用されており,様々な船舶が頻繁に往来しています。これらの船舶航行の安全確保のため,国際的に統一された海上交通法規が必要になり,海上における船舶間の衝突予防のための国際的な共通規則……

どうして海のしごとは大事なの?

船を造る造船所、船を動かす船員の仕事、船で運ぶ仕事、その船を検査する仕事、海を守る海上保安や海上自衛官、海底探査、海洋調査など海に関わる仕事は多くありますが、実際にはどんな仕事なのかは、一般にはあまり知られていません。本書は、日本を支える海事産業、すなわち「海しごと」にはどのようなものがあり、なぜ必要なのかを伝えるため、それらのしごとに携わる方々にその内容、役割、意義、やりがいなどを紹介しています。 ■元海上保安官の鈴木様に海上保安官の仕事についてインタビューを行いました。 こちらからどうぞ 【はじめに】より 日本は四方を海で囲まれた海洋国家です。貿易や漁業など海を利用してさまざまな恩恵を受けています。一方で、日本は資源国ではないため、食糧や資源エネルギーのほとんどを海外からの輸入に頼っており、このうち海上貿易は重量ベースで99.7% を占めています。海運は日本の貿易に……

船会社の経営破綻と実務対応ー荷主・海上運送人はいかに対処するかー

船会社の経営破綻に対する備えや対応としては、基本的な部分(品物が届かない事態そのもの)は災害や事故の対応と似通う部分もありますが、事前対応としてどのような船会社が危ないのかを判断する知識や情報収集力が必要とされ、経営破たん発生後には差押えや債権の保全などの対応力が必要とされるなど、特有の対応が必要とされます。 本書では、倒産の基礎知識(種類、関係法令など)、危ない会社の見分け方、経営破綻によってどのような影響を受けるのかなど基本的なことから、具体的な対応策まで解説しています。 【はじめに】より 2016年8月31日,韓進海運は午前8時(現地時間)に取締役会を開き,法定管理を申請することを決議,同日午後ソウル中央地裁破産6部に回生手続きの開始申請書を提出した。 この報道が世界を駆け巡り,同年9月2日現在当該船会社の運航するコンテナ船97隻の船隊(バルク船44隻などを含め船隊合計隻数……

シップリサイクル条約の解説と実務

シップリサイクル条約の ・条約策定までの背景や経緯 ・採択に日本が果たしてきた役割 ・関連する国際規則との関係 ・条約に基づく手続きの実務 ・リサイクル施設の要件と手続き ・必要な様式の解説と作成例 ・各国リサイクル施設の情報 などを4名のエキスパートが執筆。 船舶の安全な解体と環境保全の見地から、2009年5月に「安全かつ環境上適正な船舶のリサイクルのための国際香港条約(シップリサイクル条約)」が採択されました。 船舶リサイクル施設での死傷事故や環境への悪影響をできる限り無くしていくには、条約の早期発効が重要であります。またシップリサイクル条約を確実に履行するには、行政機関や船級協会はもとより、船主、リサイクル施設、舶用機器サプライヤー、造船所、インベントリ作成専門家などの理解と準備が求められます。 本書は、このようなシップリサイクル関係者の理解と条約発効前の準備に資するため、シップリ……

海を守る 海上保安庁 巡視船(改訂版) 交通ブックス215

海上保安庁OBが語る、「海上保安官の仕事」。最近の情勢に合わせて改訂! これを読めば、海上保安官・巡視船の活躍振りを知ることができます。 四面環海の日本で日夜、災害・犯罪・海難事故への対応等、海上セキュリティーの第一線で活躍する保安官と巡視船の活動を描く。 【まえがき】より このところ、海上保安庁の巡視船艇の活動を伝える新聞やテレビの報道が目につくようになり、海上保安業務の一端が少しずつ国民の皆さんに理解されるようになってきました。 しかし、海上保安庁の仕事は海を舞台にして行われているため、人びとの目に触れる機会が少なく、多くの人は、いまだに海上保安庁の活動について十分に理解されていないのではないかと思います。 あれだけたくさんの航空機や巡視船を持って一体何をしているところなんだろう??あるいは、その航空機や巡視船艇があることさえもご存知でない方がいるかもしれません。 私……

コンテナ物流の理論と実際−日本のコンテナ輸送の史的展開−

コンテナ物流の歴史と現状を膨大な資料と実務家に対する綿密な取材で的確に分析。理論と実務を兼ね備えたコンテナがこの1冊でわかる。 埠頭でコンテナ業務に携わっている方にも参考になります! 2010年「住田正一海事奨励賞」 2010年「日本物流学会賞」 2010年「北見俊郎賞」 を受賞しました。 【内 容】 1950年代、米国のトラック会社のオーナーであったマクリーンによって考案された海上コンテナは、「20世紀最大の物流革新」であるといっても過言ではない。 海上コンテナの普及は、国際複合一貫輸送を容易にしただけでなく、ロジスティクスやサプライチェーンマネジメントを急速に発展させた。コスト削減のためのグローバルなJust in time物流の導入や在庫の削減は、将にコンテナリゼーション抜きでは考えられない。 本書は、コンテナ船が日本にきた黎明期の頃のエピソードや苦労を知る方も……

ISMコードの解説と検査の実際−国際安全管理規則がよくわかる本−【3訂版】

ISMコード(国際安全管理規則)はヒューマンエラー(人為的ミス)による海難事故を防止するために作成され、船舶・陸上を含めた全社的な「安全管理システム」の構築と、その確実な実施を義務づけたものです。 船上におけるコミュニケーションを「マニュアル化」「システム化」して、国際的な安全管理基準に合わせることにより、誰が担当になっても、一定に安全を維持できるようにすることがISMコードの目的です。 本書は、ISMコードの概念から、安全管理システムの構築方法、受検までの準備、実際の受検の流れ、判定のポイント、ISMコードに関するQ&Aなどを船舶所有者の立場で解説したものです。そのほか、SOLAS条約第9条やIMO総会決議など、関連の条約・法令・通達なども収録しています。 三訂版では、2007年3月公布の「運輸安全一括法」(鉄道・陸運・航空・海運を対象として、運輸安全マネジメント体制の作成、実施、維持を……

図解 海上交通安全法 【10訂版】

カラー図解で一目瞭然。航海の常識を完全理解!海には船舶の衝突を防ぐため「海上衝突予防法」「海上交通安全法」「港則法」(海上交通三法)が定められています。「海上交通安全法」は、船舶交通がとくに輻輳する東京湾、伊勢湾、瀬戸内海において、特別な交通方法を定めた法律です。 本書の特徴 ■海上交通安全法を分かりやすい  カラー図解で条文ごとに解説 ■航路や航法など必要な情報を図示  初学者の方はもちろん、改めて学習し直したい方にもおすすめです。 【まえがき】 船舶交通のふくそうする東京湾,伊勢湾及び瀬戸内海における船舶交通の安全を図ることを目的とする海上交通安全法が1973(昭和48)年7月1日に施行された。その後,1974(昭和49)年11月に発生した第拾雄洋丸とパシフィックアリス号の衝突火災事故等の教訓から海上交通安全法施行規則の大幅な改正が1976(昭和51)年に実施され……

すぐ使える実戦物流コスト計算

物流コンサルタントとして、25年のキャリアを持つ著者が、そのノウハウを生かしてまとめた物流コスト計算とコスト管理の決定版。 【はじめに】より 私が旭硝子株式会社を退社し、物流専門コンサルタント会社である(株)カサイ経営を創立して、早くも15年経った。旭硝子の物流部時代を含めると、物流との関係は25年にもなる。 私は旭硝子で経理部に所属していたこともあったが、主として管理会計の仕事に携わってきた。 そのためか、物流管理のコンサルティングをするときも、経営的な見方をするのが習慣になっている。また、その手法はコストをベースにしたアプローチで、管理会計的な思考を武器に取り組んでいる。 これが物流管理から、今日ではロジスティクスに進化し、物流最適から経営最適を求める時代のニーズにマッチし、顧問先、セミナーの受講者、拙著の読者にそれなりのご評価をいただいている原因は、そんなところにあるのではないかと……
本を出版したい方へ