水産の書籍紹介

魚介類に寄生する生物 ベルソーブックス009

長澤和也 著

寄生虫と聞くと「気持ち悪い」「病害虫」と思ってしまう。しかし、本当にそんなに 悪いヤツらなのだろうか?生の魚を好む日本人にとって、寄生生物は実は想像以上に 身近な存在なのだ。正しい知識を身に付ければ、彼らに対するダーティーなイメージ もきっと変わるに違いない。 【はじめに】より  私たち日本人は、毎日、多くの新鮮な魚介類を食べており、それにつく寄生生物(寄生虫)にも少なからず関心をもっている。しかし、その実際の姿を知る人はほとんどいない。寄生生物に対して、多くの人は気持ち悪いイメージを勝手につくりあげているのが現実だろう。いったい、……

魚の変態の謎を解く ベルソーブックス025

乾 靖夫 著

いもむしが蝶に、おたまじゃくしが蛙になるように、成長とともに大きく様変わりする生き物たちがいる。 なぜ姿を変えるのか?ヒラメ・ウナギ・サケなど、魚の世界における変態の謎を解明する。 【はじめに】より  科学を志す者にとって、一生のうち幾度かは心が躍るテーマにめぐり合うものである。私にとって“ヒラメの変態とホルモンによるその調節”のテーマは紛れもなくそのひとつであった。  さまざまな昆虫やカエルなどの両生類が変態することはよく知られているが、魚が変態することはあまり知られていない。ところが、本書で紹介するように、ヒラメやウナ……
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