海洋構造物 船舶海洋工学シリーズ12


978-4-425-71541-1
著者名:飯島一博・井上俊司・岡田信三・尾崎雅彦・神田雅光・鈴木英之・高木健・前田克弥・正信聡太郎・松浦正巳
ISBN:978-4-425-71541-1
発行年月日:2013/6/21
サイズ/頁数:B5判 176頁
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価格¥4,070円(税込)
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海洋開発の基礎技術が1冊に! 資源開発、環境対策で注目される海洋開発に用いられる機器や設備を、海洋の波、風、流れ、水圧など厳しい環境下で保持し、安全に機能させるための基盤技術として、海洋構造物の基本的概念から力学的特徴、設計の考え方について紹介する。

【まえがき】より  海洋開発の対象となる範囲は広く、海洋の石油・天然ガス開発、深海底鉱物資源開発、海洋空間利用、海洋調査設備の開発、生物資源開発、深層水利用、地球温暖化対策としてのCO2隔離、さらには、近年注目を集めている再生可能エネルギー開発、メタンハイドレードなどが挙げられる。
 様々な対象がある中で、本書は、初学者の学生・技術者に海洋開発が対象とする様々な開発対象や開発形態に関する基本的な概念や、開発に供される海洋構造物に関する基礎的な知識を与えることを一つの目的とする。個々の機器や設備に関する詳細な知識に関しては、個別分野のハンドブックなどに詳細な情報があるので、本書は、海洋開発に用いられる機器や設備を、海洋の波、風、流れ、水圧など厳しい環境かで保持し、安全に機能させるための基盤技術として、海洋構造物の技術について紹介することを目的とする。本書は海洋構造物の研究開発に長らくかかわってきた経験豊かな専門家の執筆によるものである。
 本書の構成は、まず、海洋開発の目的に関して、対象となる範囲を紹介し、次いで、海洋構造物を取り巻く自然環境、荷重評価、海洋構造物の力学的特徴、応答、解析、設計について紹介し、さらに、構造強度の取り扱い、設計にかかわる基準・規則の考え方について紹介する。

【目次】
第1章 海洋構造物の概要
 1.1 海洋開発と技術
  1.1.1 海洋資源開発
  1.1.2 海洋空間利用
  1.1.3 生物生産
  1.1.4 CO2の削減に利用される海洋構造物
  1.1.5 海中作業に用いられる機器
 1.2 海洋構造物の形態と形式
  1.2.1 海洋構造物の各形態と形式の紹介
  1.2.2 海洋構造物の設計目標
  1.2.3 海洋構造物の設計上の特徴
 1.3 設計に影響を与えた海洋構造物の事故
  1.3.1 Alexander L. Kielland号の事故
  1.3.2 Ocean Ranger号の事故
  1.3.3 Piper Alpha号の事故
  1.3.4 Deepwater Horizon号の事故
第2章 海洋の自然環境  2.1 海洋波
  2.1.1 波の基本事項
  2.1.2 微小振幅波(規則波)
  2.1.3 波の屈折
  2.1.4 砕波
  2.1.5 岸壁反射波
  2.1.6 有限振幅波
  2.1.7 フリーク波
  2.1.8 セイシュ
  2.1.9 海洋波の統計的性質
 2.2 風
 2.3 潮流・海流
 2.4 世界の代表的な海象条件

第3章 復原性  3.1 浮体の復原性の種類
 3.2 平面型浮体の復原性
  3.2.1 基本原理
  3.2.2 代表的な単体浮体のメタセンターについて
 3.3 自由水の影響
 3.4 浮体の安定性の評価

第4章 海洋構造物に作用する荷重  4.1 波から没水体が受ける力
  4.1.1 規則波による力
  4.1.2 不規則波による力
 4.2 無次元パラメータと波力
 4.3 漂流力
 4.4 渦放出による荷重
 4.5 衝撃荷重
 4.6 地震荷重
  4.6.1 地震の概要
  4.6.2 地震荷重の概要
  4.6.3 海洋構造物の地震荷重

第5章 海洋構造物の力学的特徴と応答解析  5.1 線形強制振動モデル
  5.1.1 剛体運動を表す座標系
  5.1.2 1自由度系の運動
  5.1.3 多自由度系の運動
  5.1.4 周波数領域の応答解析と時間領域の応答解析
 5.2 固定式海洋構造物の挙動の特徴と応答解析モデル
  5.2.1 固定式海洋構造物の挙動の特徴
  5.2.2 応答解析モデル
  5.2.3 地震応答解析
 5.3 浮体構造物の挙動の特徴と応答解析モデル
  5.3.1 浮体構造物の挙動の特徴
  5.3.2 応答解析モデル
  5.3.3 応答挙動の特徴
  5.3.4 安全性・機能性に係る設計要件
 5.4 メガフロートやライザー管の流力弾性応答
  5.4.1 流力弾性
  5.4.2 メガフロート
  5.4.3 VIV

第6章 位置保持  6.1 係留による方法
  6.1.1 係留の形式
  6.1.2 係留システムの構成要素と特性
  6.1.3 係留索解析手法と安全率
 6.2 DPS
  6.2.1 概要
  6.2.2 制御ロジック
  6.2.3 システム構成と冗長性
  6.2.4 位置保持精度

第7章 海洋構造物の構造設計法  7.1 構造設計の基本的考え方と設計の流れ
 7.2 構造設計法
 7.3 リスクベース設計法

(海事図書)
カテゴリー:船舶海洋工学シリーズ 
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