機関科四・五級執務一般(3訂版)


978-4-425-61220-8
著者名:海技教育研究会 編
ISBN:978-4-425-61220-8
発行年月日:2021/9/8
サイズ/頁数:A5判 116頁
在庫状況:在庫有り
価格(本体価格)

¥1,980円(税込)

数量
4・5級海技士(機関)に要求される船内安全衛生、法規などの執務一般について、海技試験科目細目に従って分類し、要領よく解説。

【3訂版にあたって】 本書は最初,⼄種機関⻑・⼠の受験参考⽤に「⼄種執務⼀般」として出版された。
1983年に,「1978年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(STCW条約)」の批准と,船員制度近代化の推進という二つの目的をもって,船員法と船舶職員法が大幅に改正され,海技従事者国家試験(現「海技士国家試験」)の科目細目も大幅に改正され,新しい海技資格制度が始まった。本書も内容を全面的に改め,書名を「4・5級海技士執務一般」とした。
2003年に大型の船舶職員と小型の船舶操縦者とを分離し,法律の題名が「船舶職員及び小型船舶操縦者法」に改正され,海技士については,船舶職員として船舶に乗り組ませるべき者の資格を定め,もって船舶の航行の安全を図ることを目的としている。
また,地球温暖化対策とともに海洋汚染規制及び大気汚染規制が強化されるようになった。注目すべき点は,世界の全海域(内航船と外航船の差がないことを意味する。)での船舶燃料油の硫⻩分規制が2020年から強化され,⼀般海域における硫⻩分の濃度は質量百分率が,0.5%以下(SOx規制適合油)となった。低硫⻩重油を使⽤するにあたり,燃料の性状変化に対して適切な対策を実施することが求められる。
本書は幾度か改訂を重ねてきたが,増刷を機に内容及び用字用語等を見直し,今回書名を「機関科四・五級執務一般3訂版」として発刊の運びとなった。
本書によって四・五級海技士(機関)を目指す方が,海技試験科目「執務一般」に合格されることを切に祈念する。

2021年8月
3訂版編者しるす

【目次】
第1章 当直,保安及び機関一般
 第1節 入渠工事
  1. 入渠前の注意
  2. 入渠中の一般的注意
  3. 出渠するときの注意
 第2節 当直業務
  1. 運輸省告示に示す機関部における航海当直基準に関する事項
  2. 乗船時の一般的注意
  3. 当直
  4. 機関日誌
  5. 燃料油及び潤滑油の積込み並びにこれらの船内貯蔵
 第3節 船内応急工作
  1. 熱処理
  2. 板金作業
  3. 管系作業
  4. 手仕上げ作業
  5. ガス溶接
  6. 電気溶接
 第4節 機関備品及び消耗品
  1. 備品
  2. 消耗品
  3. 保管整理
 第5節 荒天作業
  1. 荒天準備
  2. 荒天中の運転法

第2章 船舶による環境の汚染の防止  第1節 船舶による環境の汚染の防止の方法及び装置
  1. 船舶による海洋の汚染及び大気の汚染の原因並びにこれらの防止方法
  2. ビルジ排出装置及び海洋汚染防止設備
  3. 油水分離装置(重力分離法)
  4. ふん尿等処理装置
  5. 廃油焼却装置
 第2節 海洋環境の汚染の防止のために遵守すべき規則
   海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律及びこれに基づく命令
 第3節 海洋汚染の環境に及ぼす影響

第3章 損傷制御  第1節 浸水の予防法
 第2節 機関室その他の船内に浸水する場合の応急処置

第4章 船内作業の安全     船内作業において災害を防止するために遵守すべき事項

第5章 海事法令及び国際条約  第1節 船員法及びこれに基づく命令
  1. 船員法及び同法施行規則
  2. 船員労働安全衛生規則
 第2節 船舶職員及び小型船舶操縦者法並びに同法施行令及び同法施行規則
 第3節 海難審判法
 第4節 船舶安全法及びこれに基づく省令
  1. 船舶安全法及び同法施行規則
  2. 船舶設備規程(第六編電気設備)
  3. 船舶機関規則
  4. 危険物船舶運送及び貯蔵規則
  5. 漁船特殊規程
  6. 海上における人命の安全のための国際条約等による証書に関する省令
 第5節 検疫法及びこれに基づく命令
 第6節 国際条約の概要
  1. 海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS 条約)
  2. 船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(STCW 条約)
  3. 船舶による汚染の防止のための国際条約(MARPOL 73/78 条約)

(海事図書)
本を出版したい方へ

成山堂書店のBLOG