機関科四・五級 口述試験の突破【二訂版】


978-4-425-06106-8
著者名:坪 平八郎 著
ISBN:978-4-425-06106-8
発行年月日:2011/10/7
サイズ/頁数:A5判 272頁
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価格¥4,840円(税込)
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◆著者からこの本を読まれる方へ(「はしがき」より)◆  船舶に技術革新がもたらされて40余年が経過した。
 その間に船舶運航上必要な装備、機器が改良開発されただけでなく、SOLAS(海上における人命の安全のための国際条約)、船舶運航の場である海洋環境に対する規制としてのMARPOL(海洋汚染防止に関する国際条約)、ついで船員の海技資格に関する制度としてのSTCW(船員の訓練及び資格証明並びに当直維持の基準に関する国際条約)等の国際条約が相ついで発効し、ついには船員制度の近代化対応も、混乗化による専門分化を余儀なくされるという事態に様変わりをし、厳しいものとなっている。
 ことに船員自身にとって最も影響の大きいSTCW国際条約は、昭和57年5月にわが国でも国会で批准され、船員法並びに船舶職員法の改正、それに伴う政令、運輸省令も改正されて、昭和58年4月30日に施行され、船員の資格、身分に関する扱いは3年間の経過措置があって、乙種機関科免状(一等、二等)といわれたものが昭和61年5月からはすべて新呼称の海技士(機関)四級、五級に一本化された。また、1995年改正STCW条約に合わせて、平成11年4月学科試験科目細目が変更された。
 本書は、平成11年に変更された学科試験科目細目に合わせ全面的に内容を見直したが、今回、関係法令の改正、平成13年1月の中央省庁改編に伴う名称変更等を修正して出版することとしたものである。
 それぞれの海技士(機関)免状を取得しようとする受験者諸氏に、本書によって十分な勉学準備の出来るよう自身をもってお勧めし、あわせて、海技試験に成功されることを切に願ってやまない。

平成15年7月
著者しるす

目次 第1章 基礎的な知識  1.1 力学
 1.2 熱及び熱力学
 1.3 材料力学
 1.4 金属材料

第2章 内燃機関とその関連装置  2.1 内燃機関一般
 2.2 運転準備
 2.3 運転
 2.4 停止
 2.5 シリンダヘッド
 2.6 シリンダ
 2.7 ピストン
 2.8 ピストンリング
 2.9 クランク軸
 2.10 主軸受
 2.11 クランクピン軸受
 2.12 クロスヘッド軸受及びピストンピン軸受
 2.13 給・排気・始動弁及び安全弁
 2.14 過給機
 2.15 燃料系統
 2.16 潤滑油系統
 2.17 空気系統
 2.18 冷却水系統

第3章 蒸気タービン
第4章 ガスタービン
第5章 軸系及びプロペラ  5.1 軸系
 5.2 プロペラ

第6章 ボイラ及びその関連装置  6.1 重油だき水管ボイラの汽醸
 6.2 通風と燃焼
 6.3 ボイラ付属装置
 6.4 給水及びボイラ水
 6.5 ボイラの取扱いと保存手入れ

第7章 補機及び計器  7.1 ポンプ及びその関連装置
 7.2 冷凍機及び空気調和装置
 7.3 油清浄機及び圧縮機
 7.4 熱交換器、造水装置、海洋生物付着防止装置
 7.5 操舵装置及び甲板機械
 7.6 計器、タンク及び弁

第8章 電気機器とその関連装置  8.1 電気一般
 8.2 発電機
 8.3 電動機
 8.4 配電盤
 8.5 蓄電池
 8.6 関連装置
 8.7 電子

第9章 燃料油及び潤滑油  9.1 燃料油
 9.2 潤滑油

第10章 自動制御及びその関連装置  10.1 自動制御装置
 10.2 関連装置

第11章 実務及び服務要領  11.1 乗(下)船時の注意事項
 11.2 当直機関士としての服務要領
 11.3 出入港時における当直機関士
 11.4 機関日誌
 11.5 航海中の異常事態の処置
 11.6 入きょ(または上架)についての注意事項
 11.7 一般的な安全管理
 11.8 燃料油積込み
 11.9 船内応急工作
 11.10 機関備品、消耗品
 11.11 安全衛生

第12章 海事法規  12.1 船員法に関するもの
 12.2 船舶職員法に関するもの
 12.3 海難審判法に関するもの
 12.4 船舶安全法に関するもの
 12.5 海洋汚染及び海上災害の防止に関する
     法律に関するもの
 12.6 国際条約等
 12.7 造船工学及び船体構造


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