二級・三級海技士(航海)口述試験の突破〈運用編〉【6訂版】


978-4-425-02817-7
著者名:堀 晶彦・淺木健司 共著
ISBN:978-4-425-02817-7
発行年月日:2020/4/18
サイズ/頁数:A5判 164頁
在庫状況:品切れ
価格¥2,970円(税込)
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【はしがき】より 本書は、三級海技士(航海)および二級海技士(航海)の免許を受けようとしている人たちを主な対象としてまとめた「運用」口述試験突破のための参考書です。
過去に出題された海技従事者のための学科試験(口述)の問題を幅広く集め、さらに今後の予想される問題も加えて編集してあります。
できるだけ理解しやすく、また覚えやすいように、各科目とも設問形式をとり、解答は箇条書で分かりやすく述べてあります。
設問によっては、説明の補足としてあるいは誤解のないように〔注〕を設けて内容の充実を図っています。
このたびの改訂においては、最近の傾向などに対して、本書の内容を最新のものに改めました。
もともと口述試験は、実務に直結した知識を要求される傾向にありますから、そのことに注意を払うことはもちろんのことですが、本書は単に口述に限らず、今までの勉強の総仕上げとしても大いに勝つようできるものと思います。
口述試験のウエイトが次第に大きくなり、新制度では口述試験にだけ課せられている項目もありますので、これらの点には特に注意を払いました。
本書を十二分に活用されて、首尾よく栄冠をかちとられるよう願ってやみません。

2020年4月
著者識

【目次】 第1章 船舶の構造、設備、復原性及び損傷制御  1.船の長さ、幅、深さ、喫水
 2.船のトン数
 3.満載喫水線
 4.シャー
 5.キャンバ
 6.水密横隔壁
 7.コファダム
 8.船体の構造様式
 9.横強度材
 10.縦強度材
 11.フレーム
 12.ビーム
 13.船首部の構造
 14.船尾部の構造
 15.二重底
 16.マージンプレート
 17.ビルジキール
 18.ハッチコーミング
 19.船体用鋼材
 20.亜鉛板
 21.船体外板
 22.外板展開図
 23.鋼板の継手
 24.一般配置図
 25.びょう鎖のシャックルマーク
 26.びょう鎖の保守
 27.入渠準備
 28.ドライドック注水前の注意
 29.船底塗料
 30.浮心
 31.横メタセンタ
 32.GM
 33.復原力
 34.初期復原力
 35.船体の釣り合い
 36.自由水影響
 37.復原力曲線
 38.横揺れ周期
 39.GMの求め方
 40.航海中におけるGMの減少
 41.排水量等曲線図
 42.トリム
 43.毎センチトリムモーメント
 44.毎センチ排水トン数
 45.海水比重の変化と喫水の変化
 46.喫水の読み取り
 48.排水量の精測

第2章 当直  1.船長への報告事項
 2.当直引継ぎ事項
 3.引継ぎの禁止
 4.変針時の注意
 5.ログブック
 6.出入港中の三等航海士の業務
 7.スタンバイブック
 8.トライエンジン
 9.係留索
 10.シングルアップ
 11.岸壁係留中の注意
 12.走びょう検知

第3章 気象および海象  1.気圧
 2.アネロイド気圧計
 3.気圧の日変化
 4.湿度
 5.気象要素の観測
 6.かさ
 7.雲量と天気
 8.風速
 9.海陸風
 10.大気還流
 11.貿易風
 12.偏西風
 13.天気の変化
 14.ジェット気流
 15.高層天気図
 16.高層天気図
 17.ブロッキング高気圧
 18.寒冷低気圧
 19.本邦の季節風
 20.からっ風
 21.大西風
 22.本邦の雪
 23.三寒四温
 24.冬の日本近海
 25.冬の台湾海峡
 26.インド洋の季節風
 27.南シナ海の季節風
 28.冬の小樽から香港まで
 29.フェーン現象
 30.ボラ
 31.上昇気流
 32.断熱減率
 33.大気の安定・不安定
 34.温位
 35.気団の成因
 36.気団と視界
 37.気団
 38.高気圧の種類
 39.移動性高気圧
 40.高気圧内の天気
 41.高気圧の成因
 42.高気圧と低気圧の比較
 43.低気圧の発生・消滅
 44.低気圧の発生場所・進路・天候
 45.低気圧の進路予報
 46.日本近海の温帯低気圧
 47.温帯低気圧の発達
 48.低気圧と悪天候
 49.低気圧の通過
 50.低気圧の若返り
 51.バイス・バロットの法則
 52.バイス・バロットの法則
 53.東シナ海低気圧
 54.低気圧の末路
 55.副低気圧
 56.前線の種類・記号・成因
 57.前線の性質
 58.前線の発生
 59.本邦付近の前線の発生
 60.前線の解析
 61.前線の方向と気象要素の変化
 62.前線の消滅
 63.閉塞前線とは、寒冷前線の測度
 64.2つの閉塞前線
 65.赤道前線
 66.梅雨前線の成因
 67.梅雨前線の停滞
 68.空梅雨
 69.梅雨と気圧配置
 70.梅雨前線の発生・消滅
 71.春の天気
 72.熱帯低気圧と温帯低気圧の相違
 73.台風の発生原因
 74.熱帯低気圧と台風
 75.世界の熱帯低気圧
 76.台風の危険半円
 77.台風内での航法
 78.台風と自船の位置
 79.台風の中心
 80.台風の中心
 81.熱帯低気圧の針路
 82.台風の放物線針路
 83.台風の予報
 84.台風の衰弱
 85.台風と前線
 86.高潮
 87.台風の通過
 88.台風の通過
 89.日本近海での突風
 90.春先と冬の突風
 91.気圧の谷
 92.霧の種類
 93.瀬戸内海の霧
 94.前線霧
 95.三陸沖の霧
 96.世界の霧
 97.気象警報・注意報
 98.海上警報
 99.船舶からの気象通報
 100.天気図の記号
 101.等圧線の描く方
 102.気圧等変化線図
 103.親潮
 104.黒潮の発生原因
 105.暖流と寒流
 106.赤道海流・反赤道海流
 107.カルフォルニア海流
 108.南シナ海の海流
 109.風浪とうねり
 110.有義波
 111.潮波
 112.波浪の観測

第4章 操船  1.旋回中の釣り合い
 2.プロペラ流
 3.横圧力
 4.右回り一軸船の後進操船法
 5.右回り一軸船の左回頭
 6.右回り一軸船の着岸操船
 7.着岸舷の決定
 8.最短停止距離
 9.転心
 10.惰力
 11.新針路距離
 12.旋回圏とキックの利用
 13.スパイラル試験
 14.浅水影響
 15.余裕水深
 16.側壁影響
 17.2船間の相互作用
 18.喫水と港内操船
 19.浮標係留
 20.浮標係留時の荒天対策
 21.フェンダーの役割
 22.びょう鎖伸出量
 23.使用いかりの選択
 24.ブロートアップアンカーとアッペンダウンアンカーの判断
 25.びょう泊中の揺れ回り運動
 26.揺れ止めいかり
 27.投びょう作業時の注意
 28.双びょう泊
 29.深海投びょう法
 30.検びょう
 31.コックビル
 32.用びょう回頭
 33.いかりの利用法
 34.狭水道航行時の注意
 35.狭水道における操船上の注意
 36.流れのある狭水道における操船
 37.多礁海域の航行
 38.ブローチング
 39.プープダウン
 40.スラミング
 41.荒天操船
 42.空船航海の危険性
 43.空船航海時の船体コンディション

第5章 船舶の出力装置  1.ディーゼル機関
 2.2サイクル機関と4サイクル機関
 3.発電機
 4.主機の操縦場所
 5.機関用語

第6章 貨物の取扱い及び積付け  1.貨物トン数
 2.ブロークン・スペース
 3.載貨係数
 4.コンスタント
 5.ロープの破断力
 6.ばら積み貨物の性質
 7.石油ガスの爆発範囲
 8.イナートガス・システム
 9.API度
 10.プレッシャーサージ<
 11.原油の積高算出方法
 12.原油タンカーの積荷航海中の作業
 13.原油洗浄

第7章 非常装置  1.衝突時の処置
 2.座礁時の処置
 3.消化作業
 4.火災制御図
 5.ウィリアムソン・ターン

第8章 医療  1.日本船舶医療便覧の備え置き
 2.日本船舶医療便覧の内容
 3.国際信号書の利用

第9章 捜索及び救助  1.国際航空海上捜索救助手引書

第10章 通信  1.旗りゅう信号(一字信号)
 2.遭難通信等
 3.遭難通信等

第11章 乗組員の管理及び訓練  1.安全作業の原則
 2.保護具
 3.乗組員の訓練


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