著者名: | 気象予報士試験研究会 編著 |
ISBN: | 978-4-425-97589-1 |
発行年月日: | 2024/12/28 |
サイズ/頁数: | A5判 482頁 |
在庫状況: | 予約 |
価格 | ¥3,300円(税込) |
多くの受験者に支持されている問題集です!
本書は第1回〜第62回試験までの試験から分野ごとに精選した学科試験と実技試験問題を、模範解答・ヒントとともに収録したものです。
気象予報士試験についての解説や今後の展望、受験の手続き、出題傾向と試験対策、参考書の紹介など、資料も豊富に収録。
受験者にとって欠かせない1冊です!
「はしがき」より
平成5年5月の気象業務法の一部改正により、気象予報士という資格制度が設けられました。これによって、予報業務を行う事業者は、平成7年5月から、現象の予想は気象予報士に行わせなければなりませんが、独自の局地予報を一般に提供することができるようになりました。すなわち、これまで気象庁が独占的に行ってきた一般向けの天気予報の部分的自由化です。このような民間の気象事業の新たな展開を左右するのは新しい国家資格の気象予報士です。
本書は気象予報士の資格や今後の業務の展望について解説し、気象予報士試験の受験手続き、出題範囲などを解説するとともに、参考書などを紹介しています。
気象予報士試験の合格を目指して受験準備をしている人には、試験問題を実際に解いてみることが不可欠です。本書では、、平成6(1994)年から令和6(2024)年までに行われた第1回から第62回までの気象予報士試験のうちから、最近の出題傾向をふまえて、学科試験では196題、実技試験では9題の精選した問題を解答・ヒントとともに掲載しました。これらは受験者のために必ず役立つものと思います。
本書を利用して多数の方々が試験に合格し、気象予報士として民間気象事業などのさまざまな分野で活躍されることを祈念しております。
2024年12月
気象予報士試験研究会
【目次】
第1部 気象予報士をめざす
1.気象予報士について
1 気象予報士制度が生まれた背景
1-1 気象情報の現状と将来
1-2 気象審議会第18号答申
1-3 気象業務法の一部改正
2 気象予報士の資格と特典
3 気象予報士の仕事
3-1 気象庁と気象予報士の役割分担
3-2 気象予報士資格の活用
3-3 予報業務許可事業者
3-4 民間気象会社の仕事
3-5 気象情報を必要とする分野
2.気象予報士試験について
1 受験資格
欠格事由
2 受験手続
試験案内書(受験申請書を含む)の請求先
受験申請に必要な書類
受験手数料
受験申請書の提出先
学科試験の免除
気象庁長官の定める養成課程および業務経歴
3 試験
試験期日
試験科目
試験の方法
試験の実施場所
合格発表
合格基準
4 気象予報士の登録
登録に必要な書類
登録手数料
登録申請書の提出先
第2部 学科試験の傾向と対策・精選問題
3.学科試験の傾向と対策
1 予報業務に関する一般知識
出題範囲
参考書
2 予報業務に関する専門知識
出題範囲
参考書
3 学科試験の出題傾向と対策
4 学科試験の注意事項と解答用紙
4.学科試験精選問題(予報業務に関する一般知識)
1 大気の構造
1-1 惑星と地球の大気
1-2 大気の鉛直構造
【解答編】
2 大気の熱力学
【解答編】
3 降水過程
【解答編】
4 大気における放射
【解答編】
5 大気の力学
【解答編】
6 気象現象
6-1 大規模な大気の運動
6-2 中小規模の大気の運動
6-3 成層圏・中間圏内の大規模運動
【解答編】
7 気候の変動
【解答編】
8 気象業務法その他気象業務に関する法規
8-1 予報業務許可事業と気象予報士
8-2 警報および注意法
8-3 気象業務法における義務、禁止事項
8-4 災害対策の基本的枠組み
8-5 水防法、消防法と防災情報
【解答編】
5.学科試験精選問題(予報業務に関する専門知識)
1 観測の成果の利用
1-1 地上気象観測
1-2 高層気象観測
1-3 レーダー気象観測
1-4 気象衛星観測
【解答編】
2 数値予報
2-1 気象現象と予測可能性
2-2 数値予報1(原理とモデル)
2-3 数値予報2(プロダクト)
【解答編】
3 短期・中期予報
3-1 偏西風擾乱
3-2 台風
【解答編】
4 長期予報
【解答編】
5 局地予報
5-1 メソ現象
5-2 各種気象資料の概要
5-3 天気への翻訳
【解答編】
6 短時間予報
【解答編】
7 気象災害
【解答編】
8 予想精度の評価
【解答編】
9 気象予想の応用
9-1 予警報等の情報および気象資料の提供形態
9-2 交通、産業と気象情報等
【解答編】
第3部 実技試験の傾向と対策・精選問題
6.実技試験の傾向と対策
1 実技試験の出題範囲
気象概況およびその変動の把握
局地的な気象の予想
台風等緊急時における対応
2 実技試験の出題傾向と対策
3 実技試験の注意事項と解答用紙
7.実技試験精選問題
1 日本海低気圧型
【解答編】
2 二つ玉低気圧型
【解答編】
3 南岸低気圧型
【解答編】
4 梅雨前線型
【解答編】
5 西高東低型
【解答編】
6 台風型
【解答編】
付録 気象庁の組織と業務
ワンポイント情報
① アメリカの気象予報士(CBM、CCM)
② 気象予報士の統計データ
③ どこから気象業務に関する情報を入手するか
④ 予報業務の許可を受けるにはどうすればよいか
⑤ 予報業務を行うためのデータはどこから手に入れるか
⑥ 気象官署の目視観測の自動化
⑦ 土壌雨量指数と土砂災害警戒情報について
⑧ 二重偏波ドップラー気象レーダーの導入
⑨ 天気予報を支えるスーパーコンピュータの更新
⑩ 「竜巻注意情報」および関連する「竜巻発生確度ナウキャスト」と「雷ナウキャスト」
⑪ 気象庁の台風情報の発表形式
⑫ 平成29年度出水期から気象庁が発表する防災気象情報の高度化
⑬ 特別警報と「大雨特別警報」の発表対象区域の改善
⑭ 地方自治体の防災対策支援分野での気象予報士の活躍
⑮ 気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)セミナー等の開催
⑯ 防災気象情報と5 段階の警戒レベルとの対応
⑰ 熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートの発表
⑱ 線状降水帯予測の開始
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