読了『会社がなくなる!』

帯か表紙かわからないほど大きな帯。目を引くから、この手法が多く用いられているようですね。著者とタイトルに惹かれて購入。

「えっ? 会社がなくなる?」

本当に会社がなくなるわけじゃないけども、これまでのやり方にこだわっていたら、この先の会社の存続は危ういなと思わせる内容。特に「なるほどな」と思ったのは「縦割り組織」について。日本人の空気を読む習慣が、時として悪となる。言わなきゃいけないことも、組織の風土、慣習、縦割り組織の影響で言えない。言ったとしても、上まで伝わらず、問題が大きくなったりと。

確かにそういった組織であると、繁栄はしていかないのかもしれない。良いも悪いも言える組織文化。スピード感や慣習にとらわれない考え方。これまでやっていたことでも、「もっといい方法はないか?」と考えられる力。

そのためにも、やっぱり勉強は必要。常に上でなくとも、より良い方法を考える頭は必要である。

ズバッと切り込む書きっぷりが、先へ先へと読み進めるスピードを速めてくれた。