読了『企画ー「いい企画」なんで存在しない』

どんなことでも企画になる。

・お昼ご飯はなにを食べようか
・帰り道をいつもと変えてみようか
・電車の中では何の本を読もうか

などなど、日頃の行動すべてが企画である。

ということは、企画力は誰にでも身に着けられるものではないだろうかと、この本を読んでいて思った。日頃から、自分の行動に意識を向けて、何をどうするかを具体的に考え、すべての行動を企画にしてしまえば、面白く企画を立てられるような気がする。

そのためにも、インプットが重要。自分の行動を企画しても、毎日同じでは企画とは言えない。毎日の行動に変化をつけ、意味を見出すためにもたくさんのインプットが必要というわけ。本を読んだり、人から話を聞いたり、ネットで情報収集、人々の行動や街の景色など、毎日たくさんの情報があるので、そこからどんどん吸収していく。そして、それらを組み合わせて、企画としていく。

そしてその企画を行動に移す。それと、どんな企画を立てたかを残しておくのもいい。どんな企画を立てたのか、どんな傾向があるのかなど、残しておくことで振り返ることもできる。実際の仕事においても、企画の大小に関わらず、残しておくことで後々のヒントになるかもしれない。

考えた企画は一人で考えるのではなく、人に話すことで実現につながるかもしれない。それに話さないことには実現はしない。「これ、どう?」っていう感じで聞いてみる。その意見を聞きつつ、修正をしていく。そうやって、どんどん良くなっていく。所詮、一人の考えはたいしたことないわけなので、周りを巻き込んでいこう。

そして、目新しいものや周囲がビックリするようなことを考える必要はなく、既存のものを組み合わせてみると、意外とアイディアは出やすくなる。目の前に見えるものをとりあえず組み合わせてみて、何ができるか考えてみよう。

・スマホとティッシュ
・本とキーボード
・お茶とスマホ

そこから何が出てくるだろうか?

この本は企画業に従事する人だけでなく、仕事をするすべての人に役立つ内容。営業だって、事務だって、なんでもそう。今の仕事をより良くしていくためにも企画力は必要だと思う。