タグ「鉄道」 一覧

鉄道車両・保守設備プロジェクトマニュアル(RAMS規格対応)

国内外の鉄道プロジェクトに必須な情報を1冊にまとめました! 海外に鉄道技術を展開するためには、「RAMS」という世界基準になりつつある規格に、対応することが求められています。 それにどう対応すればよいかを記した、唯一無二のマニュアル本。 鉄道従事者はもちろんのこと、鉄道ファンの方も興味を持つ内容です。 RAMSとは? Reliability(信頼性)、Availability(アベラビリティー)、Maintainability(保全性)、及びSafety(安全性)の4つの頭文字をとった新しい概念を現した用語です。 【まえがき】 コロナウイルスが2020年に蔓延し世界を変えた。人と人とのつながりを破壊し、インターネットによるテレワークやテレビ会議が普及し、通勤や出張などビジネス目的の移動は大幅に減少し、帰省やレジャーの自粛と合わせ、鉄道事業に大きな打撃を与えた。前年……

鉄道システムインテグレーター ー海外鉄道プロジェクトのための技術と人材ー

日本の鉄道技術の輸出と海外の鉄道プロジェクトに係わるコンサル業界で、プロジェクトの基本設計や入札図書作成などに、全体を見渡して、個々のサブシステムや施設の仕様を調整するシステムインテグレーターが欠かせない。本書では、海外プロジェクトにおけるシステムインテグレータの役割と彼らが知っておくべき基本事項をまとめたもので、鉄道運行会社、商社、ゼネコン、鉄道技術者たちが、今後身に付けておくべき知識を解説している。 【はじめに】より インフラ輸出の目玉として、日本の鉄道技術輸出をねらいとした、東南アジア、南アジアやアフリカなどで鉄道プロジェクト案件が形成され、実施段階にあるものは多い。これらのプロジェクトの実際と進め方について、拙著「海外鉄道プロジェクト」を2015年に上奏し、おかげさまで高評価を頂いている。 しかし、プロジェクトの増加に伴い、発注側、受注側ともに人手不足が深刻となり、プロジ……

新幹線実現をめざした技術開発

世界初の高速鉄道である東海道新幹線。本書はそれを実現させた技術開発に焦点を当て、旧国鉄時代の記録や研究論文、専門誌の記事などを調査し、重要な役割を担った技術者たちの情熱や努力をたどったものである。コンピュータのない時代に実験装置を自作しながらも、世界に誇る高速鉄道技術を生み出した先人たちの発想や苦労を記した貴重な技術開発史である。 【まえがき】より 東海道新幹線は世界で初めての高速鉄道として、東京オリンピックが行われた1964(昭和39)年に開業しすでに50余年経ちました。 鉄道の新線建設はいつの時代でも大事業ですが、殊に東海道新幹線は、広軌新線に反対が多いなかでの、また鉄道斜陽論という逆風のなかでの建設決定、世界銀行借款を含む巨額の資金調達、鉄道の速度を飛躍させた技術開発、極めて短い期間での用地買収・建設工事・車両製造など多くの難関を克服して実現したものであります。 新幹線は……

ICカードと自動改札 交通ブックス123

自動改札機は、誰でも一度は使ったことがあると思います。今ではどこの駅にも設置され、普段何気なく使っていますが、いつ頃開発され、一体どのような仕組みで動いているのでしょう? 自動改札機の種類と構造、自動券売機、多機能化を続けるICカード乗車券のこと、そして未来の姿などを本書で詳しく紹介します。書いたのは、自動改札機を作っている会社の社長さんです。 [toc] 【まえがき】より 通勤・通学に、鉄道駅の自動改札機を毎日のように利用する人は多い。1日の中で最も利用する機会が多い機器は、携帯電話、パソコン、テレビ、そして自動改札機かもしれない。 今や駅といえば、すぐに自動改札機を連想するほど自動改札機は身近な存在となっている。その自動改札機は、朝夕のラッシュでも多くの利用者の乗車券類を、瞬時に処理してしまう優れものである。そして、2001年11月からJR東日本が導入した交通系ICカード……

復刻版 高速鉄道の研究ー主として東海道新幹線についてー

開業50周年を迎えた、世界に誇る東海道新幹線。当時の技術をまとめた貴重な文献を復刻。守り続けた『安全・正確・スピード』。その技術開発の原点がここに! 【発刊に寄せて】  東海道新幹線は本年2014年に開業50周年を迎えた。開業に先立つ1957年、鉄道総合技術研究所の前身である日本国有鉄道の鉄道技術研究所は、創立50周年を記念して、銀座山葉ホールで講演会「超特急列車 東京ー大阪間3時間への可能性」を開催した。この講演会が高速鉄道に関する社会の関心を高める契機となり、東海道新幹線の計画は一気に実現に向けて動き出した。当時は「これからは自動車と航空機の時代」といわれる鉄道斜陽の風潮であったが、開業した東海道新幹線は技術的にも営業的にも大成功を収め、「鉄道ルネサンス」とも呼ばれる世界的な高速鉄道ブームの先駆けとなった。  それから50年、新幹線は徐々に全国に路線網を拡げ、いまや基幹的交通……

鉄道工業ビジネス−拡大する世界市場への挑戦−

近年、各国で高速鉄道をはじめとした鉄道網整備プロジェクトが進められている。また、CO2排出の少ない交通機関として世界的に需要が高まり、鉄道関連の世界市況は活況を呈し、注目されている。 こうしたなかで、日本の鉄道工業の現状と今後のあり方について、需要構造、各国の市場や鉄道工業の現状、日本を代表する鉄道車両工業などについて、多数の写真・図・資料とともに解説する。 「技術は一流、売り込みは三流」とも表現される日本の鉄道が、熾烈な国際競争においていかに「鉄道ビジネス」に取り組むべきか、その実態をとらえ、展望と課題を考察する。 【まえがき】より 人間の経済的活動等による大気中のCO2の増加を抑制することにより、地球温暖化防止の動きは国連を中心として、世界各国政府を巻き込んだ大きな政治活動となっている。CO2増加の影響については、科学者の間でも異論はあるようであるが、政治的には世界各国政府が……

電車のはなし−誕生から最新技術まで− 交通ブックス118

第35回 交通図書賞『技術部門』受賞 交通図書賞とは、財団法人交通協力会が交通に関する優秀な図書を選定し、広くこれを推奨することにより、交通知識の普及と交通従事者の教養の向上に資する目的で、昭和50年から制定、実施しているものです。 【まえがき】より 私たちにとって、鉄道は一番身近な公共交通機関の一つといえます。とくに日本の鉄道は、ほぼ時刻表どおりに運行され、世界でも類を見ない正確さを誇っており、通勤・通学などの面でも今やなくてはならないものとなっています。鉄道はその名のとおり、「鉄の道」、すなわり、鉄のレールを敷き、その上をまずは蒸気機関車が走りました。蒸気機関車が、客車や貨車を牽き、人やものを運ぶ役割を担い、その実力を世の中に示したのです。その後、劇的な技術発展を背景に誕生したのが「電車」です。電気で動く鉄道である「電車」は、日本でも一世紀を超える歴史を誇ります。現在では、し……

蒸気機関車の技術史(改訂増補版) 交通ブックス117

元鉄研三田会会長がまとめた蒸気機関車の歴史書 誕生から200年でその使命を終えた蒸気機関車。しかし、第一次機械文明の星として近代社会の発展に貢献した役割は計り知れない。 表舞台から去った今も人々に愛され続けている。力強く、より早く走ることをめざした開発の努力ーそこには人類の英知が結集された。本書は、その技術の側面にスポットをあて生涯をたどった。 改訂増補版では、列車の速度や重量を増加させるのに欠かせないブレーキの技術についての章を追加。有効なブレーキの普及に100年以上の年月を要した。その歴史に埋もれそうな技術を紹介。 【まえがき】より 「汽車」という言葉はすでに死語となってしまった。「汽」は水が蒸発して気体になったものなので,汽車は蒸気機関車の牽く列車をいう。約200年前生を受けた蒸気機関車は1世紀半にわたり華々しい進化を続けてきた。しかし20世紀後半,第2次世界大戦後突如……

自動改札のひみつ 【改訂版】 交通ブックス114

誰もが一度は使ったことがある自動改札。自動改札機は一体どんな仕組みになっているのでしょうか?そんな疑問を自動改札のプロがわかりやすく解説します。最新のSuica、ICOCAカードなど乗車券と駅の業務のひみつをこっそりお教えします。 【発刊に寄せて】 21世紀の幕開けである2001年11月よりJR東日本で導入したICカードSuica(スイカ)は、瞬く間に普及し、今では自動改札機のカチカチの音も「ピッ」という音に変わってきた。使い勝手も格段に向上している。 日常生活の中で誰もが利用したことがあり、誰もが知っているこの自動改札機…。いったい、その仕組みはどうなっているのか?と疑問を抱く人は多いと思う。 日本に自動改札機が本格的に登場してから約30年経つが、この間、自動改札機に関する図書は残念ながら皆無である。 本書は、自動改札機に関心を抱く人々に幅広く、分かりやすく解説することを……

実践 鉄道RAMS−鉄道ビジネスの新しいシステム評価法−

【まえがき】より 〔社会資本の信頼性と安全性確保の重要性〕  近年、科学技術の革新と社会構造の複雑化が進展するなかで、社会資本といわれる大型プラント、原子力発電設備、宇宙ロケット、航空機、鉄道車両等はシステムとして複雑かつ高度化するとともに巨大化する傾向がみられる。これら社会資本が事故を起こした場合、極めて深刻な事態を招くことはこれまでの各種事故の実例が示すところである。それらの信頼性と安全性の確保が現代社会の大きな課題となっている。 〔信頼性と安全性の評価法RAMSの発展と適用範囲の拡大〕  1950年代後半より、信頼性工学が発展的に体系化され、RMS(米国)あるいはRAMS(欧州)概念の成立に連なった。1970年代から、この概念をもとにしたRAMS手法が開発整備され、社会資本の信頼性と安全性を評価するのに採用されるようになった。その適用範囲が漸次拡大されるとともに、RAMS……
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