成山堂書店の書籍紹介

エビ・カニの疑問50 みんなが知りたいシリーズ5

日本甲殻類学会 編

エビ・カニの仲間である甲殻類は水中で一番繁栄している生き物です。磯遊び等でも目にすることが多く、食用にも多く利用されている身近な生き物ですが、ミジンコからフジツボまで生態が多様で意外と知られていないことも多くあります。エビ・カニの色、カニの求愛ダンス、エビ・カニのアレルギー、シャコのパンチ力、生き物を乗っ取る(洗脳する)甲殻類、エビ・カニのおいしい茹で方など、素朴な疑問からあまり知られていない驚きの生態まで、エビ・カニの専門家がわかりやすく解説します。 中身を見てみる 【はしがき】より 地球上には非常に多くの動物が棲ん……

レーダで洪水を予測する 気象ブックス043

中尾忠彦 著

河川の洪水や氾濫を予測するための技術を紹介。川に流れる水は、その地に降った雨よりも上流から流れてきたものの集積が主である。そのため、河川の上流の降雨と、現地の水位変化の予測が求められる。そのためには、地上に降った雨を測る雨量計よりも、これから降りそうな雨量を予測するレーダ雨量計が有効であり、本書ではその仕組みと活用法を中心に解説する。 氾濫の予測と浸水区域の推定、避難勧告の判断要素など、非常時の行動をまとめ、平時の対策として、ハザードマップの作り方と読み方などを解説。 【はじめに】 昨年も、今年も、洪水被害が繰り返されて……

イカ先生のアオリイカ学(改訂増補版)ーこれで釣りが100倍楽しくなる!ー

富所 潤 著

釣り人の「知りたい!」を釣り人目線で解説 好評につき、アオリイカ3種の近年の分布や、 アオリイカ釣りの今後の傾向を記述した新章を追加した、 改訂増補版をお届けします。 釣り人の「知りたい!」を釣り人目線で解説。 釣り人を魅了してやまないアオリイカ。でもハマればハマるほどアオリイカへの疑問が湧きませんか?本書は釣り人の知りたい情報や疑問から釣り人にありがちな誤解までイカ釣りのスペシャリストが楽しくお伝えします。知らなくてもアオリイカは釣れます。けれど知ってしまったらきっとあなたはアオリイカがもっと好きになること間違いな……

海水の疑問50 みんなが知りたいシリーズ4

日本海水学会 編

「海はなぜ青いのか?」、「刺身がなぜ塩辛くないのか」などの素朴な疑問から、海洋深層水や人工海水、メタンハイドレードなど資源に関する事柄、地球環境の諸問題まで総勢29名の専門家が分かりやすく答える。 【はしがき】より 1841年正月に,土佐の漁師であった中浜万次郎(14才)の乗ったカツオ漁船は,暴風雨に遭い,海流に乗って鳥島に漂着しました。鳥島は八丈島と小笠原諸島の間にある島です。万次郎は,雨水で喉の渇きを,渡り鳥アホウドリを捕獲して飢えをしのぎ,約5 か月後にアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号(船長:ホイットフィールド)……

タカラガイ・ブック(改訂版)ー日本のタカラガイ図鑑ー

池田 等・淤見慶宏 共著

貝類のなかで最も美しく、人気があるタカラガイ類について掲載した図鑑。貝(貝殻)の研究者、コレクターとして日本のみならず世界的にも名を知られた著者による本邦初の図書として東京書籍より2007年に刊行されたものの改訂版。 【はじめに】より タカラガイの特徴は、その成長過程で殻が変化することです。幼貝と成貝では形態が異なり、色や模様も違うため、別種に見えるのです。また海岸で拾える個体は磨耗していて本来の色とは違った状態になっています。これらがタカラガイの同定を困難にしている理由といえるでしょう。著者らに「図鑑にないので見てください」……

設問式 船舶衝突の実務的解説

田川俊一 監修・藤沢 順 著

船舶衝突事故は、法整備、船員教育、技術革新等により減少傾向にあるものの、船会社・荷主・保険会社等にとっては、発生しうるリスクとして捉えておく必要があります。本書は、船舶が衝突した時に、どのような知識が必要でどう対応すべきかを、初期対応、関係法令、海難審判所・運輸安全委員会などに分類したうえで、設問式で解説したものです(設問数は78問)。

日本のコンテナ港湾政策 ー市場変化と制度改革、主体間関係ー

津守貴之 著

官民が一致協力した「港湾運営体制」とは何か。阪神淡路大震災以降、国際競争力を低下してきた日本のコンテナ港湾は、諸々の課題が山積されたままであると言わざるを得ない状況にあります。そしてその間に台頭・飛躍してきたのが中国、韓国、東南アジアの諸港であり、今や国際的な重要港湾として確固たる地位を占めています。 本書では、これまで日本の港湾政策の大きな柱であったスーパー中枢港湾プロジェクトと国際コンテナ戦略港湾政策の特徴と問題点を特に検証し、その課題を提起しています。 先に挙げた各国の港湾に対抗し得るには、インフラ整備にも関わるターミナルコ……

美しき貝の博物図鑑 ー色と模様、形のバリエーション/フリーク/ハイブリッド

池田 等 著

貝殻が魅せるざまざまな姿 色や模様、形のバリエーション、突然変異やハイブリッド。 数万、数十万にたった一つの希少なコレクション。 貝殻を見る目が変わる、他に例を見ない圧倒的美の世界。 著者自らが、50年にわたり拾い集め、世界中から取り寄せた数十万に及ぶコレクションから、 選び抜いた233種、1,678個を掲載。 【はじめに】より 貝の造形や色彩の美しさに,人は太古の昔から魅了されてきた。それは人の発想を超えた「生の芸術」を具象しているからといえよう。自然物のなかで,とりわけ貝からは崇高な力が感じられるように思える……

ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康 ーシアノバクテリア・緑藻・ユーグレナのパワー ー

竹中裕行 著

『ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康』 健康食品やバイオ燃料に利用されているのはブームとなっているミドリムシだけではありません。 葉緑体をもち光合成をする単細胞生物の仲間(マイクロアルジェ)は、古くはレンガやダイナマイトとなり、現在は健康食品や医薬品の開発に、そして近未来の食料や石油の代替品、環境改善に利用するための研究が進んでいます。 農水産業では、放射性物質の除染やCO2削減、水質・土壌改善が期待でき、環境を汚さない家畜の餌に利用できます。 また工業分野では、バイオ燃料・バイオプラスチックの原料になります。 そして医療・健康分……

海なお深くー徴用された船員の悲劇ー【上下巻セット+DVD】

全日本海員組合 編/全日本海員福祉センター 発行

太平洋戦争時に徴用された船員たちの悲惨な体験を「手記」にしてまとめた内容です。実際に戦火を潜り抜け生還された方、生還を願っても叶わなかった戦争犠牲者の遺族によって書かれています。 【海員不戦の誓い】より れわれ船員の諸先輩は太平洋戦争で民間船舶とともに軍事徴用され、物資輸送、兵員輸送の任務に従事しました。その結果、1万9千人余の14歳から19歳の少年船員を含む6万人余の尊い命が奪われました。この船員の損耗率は、海軍や陸軍の比率をはるかに上回るもので、当時の徴用された船員のおかれた状況の苛烈さは計り知れません。 この体験記には……
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